大鬼谷キャンプ場には本格的なツリーアドベンチャーのコースがあります。

シルバーウィークの家族旅行では、いつの間にか妻にツリーアドベンチャーを申し込まれていました。親子同伴でないと子どもが挑戦できないので、仕方なしにチャレンジしました。

ツリーアドベンチャーとは

地上数メートルの高さにあるアスレチックコースを、命綱をつけて進んでいきます。

ジップラインを使って木と木との間を滑るように進む場所があったり、命綱と途中に垂れ下がった数本のロープを頼りに綱渡りをしたり、空中に仕掛けられたロッククライミング（ポルタリング）コースをかに歩きで進んだりと、とても変化に富んだコースでした。

足元から地面までの高さは数メートルです。命綱があるので、足を踏み外しても地面に激突しないのですが、それでも誰かの助けが来るまでは宙づりのままです。ジップラインを使って空中を飛ぶときや、ロープを使って綱渡りをするとき、最初は足がすくんで動けませんでした。立ち止まるのもみじめなので、

「前だけ見て進もう。」

と気持ちを奮い立たせて、前にある目標に向かって進むことにしました。足元が綱1本であっても、次の踏み台までの距離が遠くても、足元は一切見ないようにしました。ひたすらうまくいくようにと念じたら、何とかなりました。

挑戦した後の心境の変化

ツリーアドベンチャーのコースをすべて進むのに、1回目は25分くらいかかったでしょうか。二度と経験したくないくらい怖かったのですが、

「もう1回やってみよう。」

と思い立ち、もう一度チャレンジしました。2回目の挑戦では１回目よりもうまくいくのではと思ってのことです。危険度は何も変わっていないので、2回目も何度か冷や汗をかきました。それでも、20分ですべてのコースを終えることができました。

自分の限界に挑戦する意味

経営者の中には、トライアスロンやマラソンなどに参加して自分の限界に挑戦することで自分の器を広げようとされる方がいらっしゃいます。このたびのことは小さな挑戦ですが、怖さを克服できた自分に少し自信がつきました。

皆さんも、ご自身の器を広げるため、普段できないことに挑戦しませんか。