上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「如実知見(にょじつちけん)」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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上津原 章

ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
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如実知見(にょじつちけん)

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ライフプランの心 現状分析 2015-06-30 21:11

 先日、山口県商工会議所青年部連合会の会員大会にて、長門市の遍照寺住職、倉本優善氏から表題の話をお聞きする機会がありました。

如実知見とは

 仏教用語で、事実を事実として受け止め、物事の本質を見極めることといった意味合いがあります。如実知見ができていない状態のことを無明(むみょう)といいます。

  無明のたとえとして、仏様に仕える鳥、無明鳥についてお話しします。

  昔、頭が二つで胴体が一つの美しい鳥がいました。

   あるとき、どの鳥の容姿が最も美しいかをそれぞれの鳥(の頭)が尋ねたそうです。それぞれが、自分が一番だと主張して譲りません。

  ふとしたことから、片方の鳥(の頭)が、もう片方を毒殺すれば自分が一番美しい鳥になれるに違いないと思い、食べ物に毒を盛ることにしました。その試みはうまく行くのですが、元はといえば胴体が一つの鳥ですので、やがて毒を盛った鳥も死んでしまいます。

死んだ後、その鳥は仏の道に仕えることになりました。

片方が「相手を殺す道は己を殺す道ぞ」と鳴けば、

う片方が「相手を活かす道は己を活かす道ぞ」と鳴く。

このようにして、私たちを正しい道へと導くのだそうです。


ファイナンシャルプランナーがライフプランを作成する際、

まず、お客様の現状を把握することを大事にしています。

 現状を踏まえて将来のことをシミュレーションする時、悲観的な結果になるお客様が少なくありません。お客様には、どのような結果が出ても、事実を事実として受け止めていただくようにお話ししています。未来はどのようにでも改善できるからです。

 将来に向けて本当に大事なことは何かがわかり、あれこれと改善していくことで、あるべき結果にどんどん近づいていきます。この時に大事なことは、

「相手を活かす道は己を活かす道」

といった考え方です。

自分の願いをかなえるためには、ご家族や周りの人を大事にする。

そのような気持ちで日々臨みたいものです。

カテゴリ 「ライフプランの心」のコラム

弱点も人を磨く道具(2008/08/25 22:08)

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