植森 宏昌
ウエモリ ヒロマサソルベンシーマージン比率について
マネー 保険設計・保険見直し 2009/05/15 22:30生保の安全性を知る目安としてソルベンシーマージン比率の高さがありますが、破綻した大和生命は555%だったと思いますが、どのくらいの数字があれば大丈夫なんでしょうか?
それから、破綻した場合、責任準備金の90%は保障されることになっていますが、例えば破綻した生保の年金に加入していた場合、破綻した時点で即解約するべきか、引受会社が決まるまで待つべきか?どちらが得なんでしょうか?
また、自分が契約した保険商品の責任準備金の額を知るすべはあるんでしょうか?
soulheadさん ( 福岡県 / 男性 / 51歳 )
ソルベンシーマージン比率
以前にコラムで紹介した分です。ご参考までに。
皆さんも新聞紙上等で、「ソルベンシーマージン比率」という言葉を良く聞かれると思います。でも、実際は「それって何?」と思われてる方々も多いのではないでしょうか?そこで、下記に具体的に記載してみますので一読下さいね。
ソルベンシーマージン比率とは、生命保険会社は、将来の保険金などの支払いに備えて責任準備金を積み立てていますが、万一、大災害など通常の予想以上のリスクが起こったときに対応できる「支払い余力」をどのぐらい有しているかを判断する数値の事を言います。一般的には、ソルベンシーマージン比率が200%を下回った場合には、金融庁によって早期に経営の健全性の回復を図るための措置がとられます。逆に言えば200%以上であれば、健全性についての一つの基準を満たしていると言えます。
しかし、実際は200%程度では健全とは言えないと言えますね。下記に2007年度の数社の比率を載せてみますが、この度、破たんした大和生命が555.40%でしたからね。200%で安全と言い切るのなら話しがおかしいと言えますね。(小数点以下切り捨て)
東京海上日動あんしん生命 2766%
ソニー生命 1747%
明治安田生命 1314%
オリックス生命 1217%
日本生命 1156%
住友生命 1030%
第一生命 1010%
AIGエジソン生命 973%
アフラック 937%
アリコジャパン 913%
プルデンシャル 906%
三井生命 696%
朝日生命 674%