
平松 徹
ヒラマツ トオル試用期間中の退職と、誓約書の効力について
キャリア・仕事 労働問題・仕事の法律 2016/11/13 12:31こんにちは。
質問があります。
先月中旬に試用期間が始まったのですが、口約束ではありますが、試用期間中の給与は月額18万円と言われており、安心しておりました。
今月に入って急に日割り計算にすると言われ、これはもしかして契約違反なのではと思うようになりました。
社保も労災関連も正社員になってから入れると言われており、この会社に不安を抱いたので退職しようと思ったのですが、誓約書のことが気になり、退職に踏み切れません。
この場合、どうしたらよいのでしょうか?
誓約書の内容
3年以内の退職は免許取得費用を返還すること
補足
2016/11/13 16:17あと、給与の支給が来月になると言われたのですが、これも違反なのでしょうか?
アルフォードさん ( 東京都 / 男性 / 53歳 )
退職については問題ありません。ご安心ください。(^O^)
退職することは、アルフォードさんからいつでも申し入れをすることができますし、また有効です。
憲法でいえば、職業選択の自由が保障されています。
アルフォードさんが、他の職業に就くことの自由が保障されているということです。
民法でも、いつでも申し出ることができ、14日間を過ぎれば効力が発生します。
ですから、法的に退職は確実にできます。
しかし誓約書が気になるとも思います。
その内容が「3年以内の退職は免許取得費用を返還すること」とのこと。
免許の費用を出してもらっていると思います。
その場合は話が少しややこしくなります。
会社からは返還要求があると思います。
その場合は、近くの労働基準監督署に行き相談してください。
「今月に入って急に日割り計算にする」
「社保も労災関連も正社員になってから入れる」
いずれも法律違反です。
労働基準法、労働契約法などでしっかり問題です。
ただ、だからと言って免許費用を返さなくてよいわけではありません。
これは別問題です。
誓約書の内容には違法性はありません。
状況をよく監督署の労働基準監督官に話をして、アドバイスを受けてください。
以上わからないところあればまたご相談ください。