逆進性についての理解
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前回からの続き、課税対象について。
消費を中心とした課税について考えてみます。
逆進性という言葉は「低所得者ほど税負担が重くなる」というような
意味合いで使われていることが多い用語です。
しかしその理解は少し底の浅いものと言わざるを得ません。
当然ですが、消費税はものを多く買えば買うほど負担します。
高所得者と低所得者でどちらがより多くのものを買うのかは自明です。
極端、高級外車を一台購入すればそれだけで低所得者が
一年で負担する消費税を納税することも考えられます。
単純な納税額だけで考えれば、消費税を中心にしようとも
結局は高所得者が沢山の税金を負担することになります。
もちろん税負担を所得との比率で考えるとまた話は変わってきます。
高所得者ほどより多くの比率で税負担をすべきだ、という前提に立てば
確かに消費税は逆進性が高いと言えるかもしれません。
逆進性という言葉を語るときには、それぞれの論者が自分にとって
都合の良い意味合いで使っていることが多いです。
そのことは少し念頭において聴いて頂いた方が良いかと思います。
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