高橋 昌也(税理士)- コラム「実は物凄い元手が必要」 - 専門家プロファイル

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実は物凄い元手が必要

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経営 経営実践 2009-09-22 08:00
オルガンの中身。

おはようございます、穴の空いた紙に空気を通すことで音が出ます。


昨日からの続き、プロスポーツ選手の収益構造について。
収益を獲得することができる時間が短いことについて触れました。

実はもう一点、プロスポーツ選手には非常に大きな問題があります。
それは費用面です。

私の顧問先に、息子さんが大学野球で活躍されている方がいらっしゃいます。
そのご家庭の所得状況は決して低くはありません。
更には特に贅沢な暮しをしているわけでもありません。
外食だって一週間に一度あるかないかです。
ところが、家計に関しては決して余裕があるとはいえない状況です。


原因は一つ、息子さんの野球にかかる費用です。
選手として活躍しようと思うと、バイトなどまず出来ないそうです。
そして繰り返し行われる試合や遠征などでも支出が嵩みます。
その額たるや、数年で新車が楽々変えるほどのものです。
頑張れば住宅購入の頭金くらいも溜まるのではないでしょうか?
つまり「収入は細く、支出が太くなりやすい」状況なのです。

これは「プロになる前にかかる費用」でしかありません。
(おまけにこれらの費用は単なる生活費として処理されます)

当然ながら、プロになった後にも「プロの体」を維持するためには
莫大な費用がかかることでしょう。


スポーツ選手を事業として考えると、維持修繕などに相当の費用が
かかるのです。
サービス業の利点は通常「元手が要らない」ことなのですが、
少なくともプロスポーツの世界ではそれが当てはまりません。

この項、明日に続く。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。
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