中村 雅子(建築家)- Q&A回答「RC地下の断熱方法など」 - 専門家プロファイル

中村 雅子
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中村 雅子

ナカムラ マサコ
( 東京都 / 建築家 )
株式会社タジェール 建築家・インテリアデザイナー
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地下室RC造の断熱等について教えてください。

住宅・不動産 住宅設計・構造 2009/08/08 00:17

当方、地上3階+地下室の建築プランを考えています。
第一種低住なので、斜線が厳しいため半地下方式ではなく、ドライエリアを設けてほとんど地上面にでないような地下室設置を考えています。
(しかも子世帯の寝室等としてフルに活用することを想定しています。)

地上部分の構造は未定ですが、基本的にはRCか鉄骨(軽量又は重量)を考えています。
いずれの構造にしても地下室はRC造になると思われますが、その場合の断熱工法はどのようになるか、どのHMも地下室についてはほとんど説明がなくよくわかりません。

<質問1>
RCは外断熱がよいとの説明を多々見受けますが、地下室も外断熱は可能なのでしょうか?
その場合、断熱材が地中に埋まっていて、将来メンテナンス可能なのでしょうか?


<質問2>
地上部もRCとする場合、地下室と断熱方法が違う場合(地下:外、地上:内など)は、いわゆる熱橋が生じるように思われますが、ある会社ではそれが標準仕様とのことです。
このような食い違いは大丈夫なのでしょうか?


<質問3>
地下室RCに限り内外の両断熱にする意味はあるでしょうか?


<質問4>
ビルの地下室は万が一の水漏れに備えて二重壁にするのが原則とのことですが、住宅でもみんなそうしているのでしょうか?
居室有効面積が小さくなってしまいますし、地下ピットも必要になるでしょうし大変なような気がします。
二重壁や地下ピットを用いない地下室はどのような水漏れ対策をしているのでしょうか?


宜しくお願いいたします。
(なお、一般住宅の地下室について詳しく説明されているサイト等があれば教えていただけると幸いです。)

すくあーろさん ( 東京都 / 男性 / 37歳 )

RC地下の断熱方法など

2009/08/10 11:29

こんにちは。タジェールの中村です。
頂きましたご質問に近作でお答えします。

1)''地下でも外断熱は可能です。''
事例
山留(ヤマドメ)といって、
土を鋼材と木の板で押さえたところに
''断熱材(ポリスチレンフォーム)を設置し、''
''その上に防水層をつくります。''

躯体の外側ですからメンテナンスは不要と考えます。

2)地上が内断熱・地下が外断熱であるのなら
熱橋ができないように ''各々を50cmくらい重ねる''ことです。

3)地下RC躯体に断熱材を設置する理由の多くは
''コンクリート中の水分による湿気軽減のため''かと思います。

最初の10年くらいはコンクリート水分が蒸発しますので。

4)最近は2重壁に代わって便利な物が
使われています。
ドレイナー・パネル

であれば、''地下の湧水の為の壁と''
''断熱の2重の役割を薄い厚みで設置できます。''

*地下に2重壁を用いない場合は
''躯体防水''といってメーカーの責任施工で
コンクリート自体に防水性能を持たせる方法もあります。

タケイ防水などが10年保証も出て信頼できます。

地下室の設計

ご参考まで。
タジェール 中村 雅子

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