竹内 和美
タケウチ カズミグループ
タイミングの合わない時に育つもの
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新しい年を迎え、皆様健やかにお過ごしになり、
また、この一年の自分に対して、期待に胸が膨らんでいることと存じます。
私自身のことを書くなら、
ここ三年間ほどのスランプのような時間を、
何となく抜けた感じがした、元旦を迎えました。
運気がどうとか、専門的なことはわかりませんが、
直感的に、流れが変わったことを実感しています。
この間に、いったい何が育ったのだろうとセルフフィードバックをして
みました。
経験的知見や、やる気がそこそこ、課題に対処できるほどにあるのに、
タイミングが合わないのは、ほんとうに辛いです。
仕事を通して知り合う人たちの辛さも、それが一番多いように実感します。
仕事をしたいのに、仕事が与えられないとか、
やる気満々だったのに、プロジェクトメンバーに指名されないとか、
外されたとか。
上司や部下とのコミュニケーションが不調で、普段なら起きないトラブルに巻き込まれるとか。
気持ちが高い分、「誰かの役に立てない時」というのは、辛いものです。
でもね。この間、何も成長していないかと言えば、そうではないんです。
タイミングが合わない時だからこそ育つものがあるんです。
そう。「忍耐力」です。
継続するにも、集中するにも。
何ごとかを実行するには、「忍耐力」が必要です。
これを育てる時間だったということは、
後になってしか納得できないことですが、
経験者の経験談を信頼していただけるのであれば、
間違いなく、「忍耐力」は成長します。
だからといって、じっと待つだけではダメなんです。
改善しよう、挑戦しようと、あの手この手で行動し続けていれば、
タイミングがあってくるからです。
じたばたしてもしょうがないという考えもありますが、
じたばたしたら、何かが残ることも事実です。
その基盤となる忍耐力は、普段では育てられないものだけに、
自分への期待を失わないように過ごしてくださいね。
「受容」と「寛容」。
この社会を生き残るための、わたしの今年の課題であり、
キャリアステージを、もう一つ、上に上げたい皆さんへの
支援のテーマに掲げました。
そして、少しでも、この社会の流れを変えて、
良い影響を与えられるよう、今年も誠実に過ごしてまいりたいと存じます。
自分の中にある「自分の答え」に気づきたい時が、
お声がけをいただくタイミングです。
今年もどうぞ、よろしくお願いします。