竹内 和美
タケウチ カズミグループ
経験的知見の重要性について
-
この年末は、アルバイトを雇用して乗り切るところが多いと思います。
応募した人にとっては、仕事の経験ができる良いチャンスだと思いますが、
雇用する企業に、ぜひ、お願いしたいことがあります。
仕事には、経験的知見が必要であり、
疑似的に体験させてあげてほしいということです。
特に、サービスを提供するところでは、お客様体験が、判断に直結することを重要視していただけたらなぁと思うのです。
先日、100名くらいの参加者が集う夕食会に参加しました。
世界的なブランド力のあるホテルでした。
コースのお魚料理のソースがとても美味しく、お皿に残っていたので、
是非、パンで・・とパンを手にしていたにも関わらず、
お皿は、確認されることなく、引かれて、とても残念でした。
アルバイトさんたちに、十分な指導が行き届いていなことは一目瞭然ですが、
お客様体験があれば、次の行動が予測できたことでしょう。
また、予測(想像力)することができなくても、
下げたらいいのか、下げない方がいいのか、
ゲストに確認することを怠らなかったことでしょう。
高校生のアルバイトが禁止されることが多いようです。
それは、学校の方針なので、従わざるを得ないと思いますから仕方がないことでしょう。
しかし、社会性を身に着けられる年齢になったら、
ぜひ、家庭の躾だけでなく、社会を知る、仕事を知る上でも、
いろんなチャンスを活用してほしいと思います。
原体験は、成功にしろ、失敗にしろ、自分に大きな印象を残し、
行動の基準ができます。応用ができるようになります。
そして、雇用先の責任者の皆さんは、どうぞ、いろんな体験をさせることも
教育の一環だということをご理解いただき、単なる説明以上の指導をお願いしたいなぁと、思います。