竹内 和美
タケウチ カズミグループ
素敵に・・・ネガティブなことを伝えるには
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昨日、4歳の女の子の言葉に、心が躍りました。
今日は、自分のネガティブな状況を伝えるための
言葉探しについて考えました。
これから、わたくしがライフワークにしたいと思う仕事の打ち合わせのため
事務所に講師仲間をお招きしました。
お子さんと一緒に尋ねてくださった彼女たちのおもてなしにと、
かわいいカップに入ったプリンを差し上げたところ、
4歳のお嬢さんが、
「これ、苦手・・・」と、スプーンを置きました。
あ!申し訳ないことをしたなぁ・・と思いながらも、
心は、まったく別のことに囚われていました。
言葉の選び方です。
4歳のお子さんをひとくくりにして考えるのは、
過度な一般化でしょう。
しかし、多くのお子さんは、「これ、嫌い!」と言います。
嫌いという表現には、
強い拒絶を感じさせることが多いでしょう。
そうなると、せっかく用意したのに・・という攻撃的な気持ちや、
あらぁ・・・それはほんとうに申し訳なかったわねという後悔や反省などを
用意した側に抱かせるため、瞬間に、人間関係が整わず残念な気持ちが広がることでしょう。
しかし、
苦手という言葉になると、
与えられた側が謙遜して、自分のウィークポイントをさらけ出すような告白感が漂い、
与えた側に柔らかな感情を伝えられることができるため、
その後、双方が嫌な気持ちを維持することなく、一緒の空間で過ごせることに
改めて気づかされました。
大人の社会で言うならば、
アサーティブな表現力を鍛えることの重要性と関連させて考え、
トレーニングの必要性が理解できるのではないでしょうか?
小さい子どもだからと言って、言葉のトレーニングの手を抜けない。
改めて、小さな来客が教えてくださいました!
子どもに適切な表現を教えているお母さん。尊敬です。
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