竹内 和美
タケウチ カズミグループ
相手が言葉を飲み込むような質問をしていませんか?
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9月はHappy Mondayが2回ありますね。
今日は、祝日ですが、明日の仕事に備えるために、
会話をテーマにコラムを書きました。
部下との信頼関係を築くにはそうとうな時間がかかりますが、
崩れるのは一瞬です。
そんな一瞬で、失うことがないように。一緒に考えてみてくださいね。
上司:「私の指示が的確じゃなかったために、迷惑をかけて申し訳ないことをした。
本当にできない上司にあたって、君も情けないと思うだろ?」
部下:「いやぁ・・・(無言)」
こんな会話を経験したことがあるのではないでしょうか?
こういった質問をされて一番迷惑に思うのは、部下です。
この質問に対して、
「はい。そうですね」と言える部下もおらず、
さりとてほんとうに実害を伴うような迷惑を被ったのであれば、
「いいえ、そんなことはありません!」などと言える部下もいないのです。
上司の質問は、部下のモチベーションを上げるために必要であり、重要性が高いものです。
部下に、不必要な感情労働をさせるような会話なら、
むしろしない方が良いのです。
相手の立場から考えて、
部下が考えをまとめやすくなる。
あるいは、
部下が感情を吐き出すことによって、やる気になる
などの効果を想定して、言葉を選んでください。
また、不必要な謙遜や卑下をするようなことはせず、
堂々とした発言を心がけましょう。
ともすると、日本人は自分を相手より下げることを
美徳とした会話を組み立てますが、
下げ過ぎては嫌味になるだけで、
本来の目的を果たしません。
謙遜・・・程度の表現を心がけるように
普段からの心がけと学習を怠らないようにしましょうね。
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