高荷 智也(備え・防災アドバイザー)- Q&A回答「「震度6弱」は、揺れの強さの階級の1つです」 - 専門家プロファイル

高荷 智也
備え・防災は、日本のライフスタイル。

高荷 智也

タカニ トモヤ
( 静岡県 / 備え・防災アドバイザー )
ソナエルワークス 代表
Q&A回答への評価:
5.0/6件
サービス:1件
Q&A:9件
コラム:13件
写真:2件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

震度6弱の地震の大きさについて

人生・ライフスタイル 防災 2013/04/15 16:47

淡路島で震度6弱の地震がおこりましたが、震度6弱というのは、震度5よりは強いけど震度6までは行かない、という規模の地震ですか?また震度6強というのは、震度7までは行かないけれど、震度5よりも大きい地震、という認識で良いのでしょうか?

ancoさん ( 東京都 / 女性 / 31歳 )

高荷 智也 専門家

高荷 智也
防災アドバイザー

2 good

「震度6弱」は、揺れの強さの階級の1つです

2013/04/15 16:50
( 5 .0)

阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)の再来かと思われる地震、驚いた方も多くいらっしゃると思いますが、しばらくの間余震にはぜひご注意ください。


さて、「震度6弱」は○○と○○の間という概念ではなく、地震の揺れの大きさをしめす階級の1つで、「震度6弱」という固有の強さを表します。日本では地震の揺れの大きさを気象庁が定めている「気象庁震度階級」という階級によって、下記のような10段階に分けて表しています。

「震度0,1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7」

震度6弱というのは、この階級でいうと上から3番目に位置する、かなり大きな地震だったということになります。強・弱という言葉が付いていると、段階の間を示す概念かと思ってしまいますがそうではなく、「○弱」「○強」という階級の1つを意味しています。

なお厳密に言えば…

震度5.0以上5.5未満 →震度5強
震度5.5以上6.0未満 →震度6弱
震度6.0以上6.5未満 →震度6強
震度6.5以上 →震度7

と表されます。


ちなみに、地震そのものの大きさを示す「マグニチュード」は階級で分けられないため上限がありませんが、ある地点の揺れの大きさを示す「震度」は7が最高なので、どれほど大きな揺れが生じても震度7以上が発表されることはありません。

もちろん階級は見直されることがありますので、震度7では表現しきれない被害が生じる大震災が発生すると、新しい階級へ見直されるかもしれません。

評価・お礼

anco さん

2013/04/15 17:10

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真