高荷 智也
タカニ トモヤ震度とマグニチュードの違いってなんですか?
人生・ライフスタイル 防災 2011/10/26 04:08地震がある度にニュースで数字が発表されていますが、震度とマグニチュードの違いが良く分かりません。それぞれの違いを教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
震度は場所ごとの揺れ、マグニチュードは地震そのものの大きさ。
マグニチュードは、地震そのものの大きさを示す単位です。ですので、一つの地震に対して測定されるマグニチュードは、一つだけとなります。
一方震度は、場所ごとの揺れの大きさを表す単位です。地震の震源に近い場所の震度は大きいですが、遠い場所の震度は小さくなります。
例えばかつての阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)を具体的な例に取ってみますと…
■地震そのものの大きさ=マグニチュード
M7.3
■場所ごとの揺れの大きさ=震度
最大震度7 神戸市長田区、須磨区など震源近く
震度6 神戸市の広い地域
震度5 京都など
震度4 大阪など
震度3 名古屋など
震度2 横浜など
震度1 新潟など
と、マグニチュードは一つだけですが、震度は場所によって変化します。震源に近いほど大きく、離れれば小さくなります。
また震度は、あらかじめ定められている分類表によってつけられますので、最大値が決まっています。日本の場合は震度7が最大です。一方マグニチュードは物理的な計算で求められますので上限はありませんが、観測史上最大は9.5(1960年のチリ地震)です。