石橋 大右(住宅設備コーディネーター)- コラム「太陽光発電に蓄電池を併設する場合は容量計算で最適なタイプを設置しましょう」 - 専門家プロファイル

石橋 大右
太陽光発電とオール電化を追及するプロフェッショナル

石橋 大右

イシバシ ダイスケ
( 大阪府 / 住宅設備コーディネーター )
株式会社和上ホールディングス 代表取締役
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太陽光発電に蓄電池を併設する場合は容量計算で最適なタイプを設置しましょう

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2018-07-29 11:51

蓄電池は容量によって数十万円から数百万円まで価格が大きく異なります。最近、太陽光発電システムに併せて蓄電池を導入する人が多くなっていますが、蓄電池を選ぶ場合は、家庭の電力消費に合わせたものを設置するのが適当です。

普及したことによって太陽光発電システムはひと昔前に比べると価格がずいぶんと下がっており、蓄電池についても普及によって価格が下がりつつあります。しかしながら太陽光発電システムと蓄電池の両方を購入すると、数百万円の費用が必要となるため、費用に余裕がない場合は、住宅の事情に沿って導入方法を検討する必要があります。
蓄電池は持ち運びができるポータブルタイプと定置型があり、容量によって価格が大きく異なります。ポータブルタイプは容量が小さいことから数十万円で購入することができますが、住宅内の電力を賄うことができる容量の定置型の蓄電池になると価格は100万円以上になります。
蓄電量が多いほど、停電時などに便利で、心強いものですが、だからといって容量が大きい蓄電池を選んでしまうと、導入費用が大きくなってしまいます。

最適な蓄電池を選ぶには、容量計算を行ってみましょう。容量計算は1日の消費電流量×連続無日射保証日数(太陽光発電システムの発電がない状態)を、蓄電池の保守率(充放電時の損失)で割って求められます。
インターネット上の蓄電池のサイトの中には、必要項目の数値を入力することによって容量計算を行うことができるサイトがあります。
テレビや冷蔵庫など電化製品の仕様状況といった詳細な設定を行って計算を行うことができるサイトもあるため、活用してみても良いでしょう。

容量計算では、太陽光発電システムの発電がない状態である連続無日射保証日数をどのように設定するのかが重要です。
例えば満充電にこだわらなければ連続無日射保証日数を1日として計算して、容量の小さい蓄電池を導入すればよいでしょう。しかし、災害への備えを考えて5日といった日数を設定して計算すると、悪天候が5日間続いて太陽光発電システムが十分な発電を行わなくて蓄電池で賄うことができることになりますが、容量の大きな蓄電池が必要となり導入費用が大きくなってしまいます。

 

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