橘 凛保(マナー講師)- Q&A回答「和室での所作の心得は「低く」なることです」 - 専門家プロファイル

橘 凛保
孔子の教え「恕」の精神を科学で紐解くマナーコーチング講師

橘 凛保

タチバナ リホ
( 東京都 / マナー講師 )
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
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座布団の敷き方のマナーってあるんですか?

スキル・資格 マナー 2012/04/14 17:22

今度、自宅で法事があり、母から段取りを頼まれています。そこでふと疑問に思ったのが、座布団の敷き方です。裏表があるって聞いたことがあるのですが、ほかにもなにかしきたりのようなものがあるのでしょうか?それと、襖や障子がある和室を使うのですが、お茶を持って入るときなど、開け方とかで気をつけることがあるのでしょうか。
なにぶん不作法者で・・・教えてください。

真夏の小夏さん ( 島根県 / 女性 / 45歳 )

橘 凛保 専門家

橘 凛保
マナー講師

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和室での所作の心得は「低く」なることです

2012/04/15 02:12

真夏の小夏様  

橘流恕学アカデミーの橘凛保でございます。

和室での作法は、昨今の生活様式では学ぶ機会が少なくなりましたね。

座布団の扱い、障子や襖の開け閉め、ふと考えるとどのようにするのかわからなくなります。

洋室での入室にはノックがあります。ノックはなぜするのでしょうか?

中にいる人に知らせるためですね。

和室での入室はノックは致しませんので、ノックの替わりに、少し開けて数回に分けて開けるのです。

(茶道での入室を見てみると流派によっては2回、あるいは3回に分けて開けます) 

「入りますよ。よろしいですか?」と言う意味合いを心得てなさってみて下さい。


座布団は高貴な方の使うものでしたから、高貴な方は座布団の上に立って座りました。

その座布団が下々の者も使うようになったとき、高貴な方の扱いから遜って、座布団の上に立たないと
いう心得が生まれました。

ですから、座布団に座るときは手前から膝を進めて、手をついて、躙(にじ)るように致します。

座布団が敷き詰められているところをずかずかと乗らないように歩く事も大切です。

そのために、座布団を敷きつめるときに、座布団に乗らなくて済むように並べて差し上げて下さい。

座布団は、中央のふさのある方が表です。座布団の4辺の内の、縫い目の無ない1辺が前です。


和室で最も大切なのは、低くなることです。

和室で誰か座っている人がいましたら、必ず座る(低くなる)ことです。

上から見下ろすようなことのないように心得て下さい。

ちなみに、洋室では、誰か立っている人がいましたら、立つことが相手を敬うことになります。

洋室での生活が日常になった現代では、和室は特別の空間になりつつあります。

たたみの縁を踏まないように歩く事や、敷居を踏まないなどという事も忘れられるのもやむを得ない

事かもしれませんが、何かの機会に「ふと考える」というのは素敵な事だと存じます。

作法は型ではありません。臨機応変な対応が大切です。

心をこめて おもてなしをすることが大切ですね。

恕学アカデミーでお伝えしたいのは 常に相手の立場にたって事に臨むこと。

これが「恕」です。

     「己の欲せざる処、人にも施す事なかれ」です。

簡単なようで難しいですね。

一緒に学んで頂けましたらうれしく存じます。

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