寺岡 孝(お金と住まいの専門家)- Q&A回答「教育資金を増やすため満室ワンルーム購入してよいか 」 - 専門家プロファイル

寺岡 孝
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寺岡 孝

テラオカ タカシ
( 東京都 / お金と住まいの専門家 )
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教育資金を増やすため満室ワンルーム購入してよいか

マネー 家計・ライフプラン 2015/02/06 02:35

33歳シングルマザーで、7・5・4歳の子供がいます。年が近いこともあり上の子が17歳になるまでになるべく貯金を増やしたいです。最近実家に戻りあと数年の間に600万をため、うち500万ほどで、もろもろひいても3万ほど残る23区内駅近の満室物件を購入し、上の子が16歳後半ごろ売りにだそうかと考えています。空室リスクもありますが、銀行にいれておくよりはお金を増やせる可能性があるように思います。実家を出た後も上の子が中学に入るくらいまでは月10万、それ以降も年100万の貯金を予定しています。現在子供の教育資金は、上の子から順に 200・150・100ほどあります。大学前に受け取れる保険は上から300・200・100ほど用意しています。

shasuiさん ( 東京都 / 女性 / 33歳 )

寺岡 孝 専門家

寺岡 孝
建築プロデューサー

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教育資金を増やすため満室ワンルーム購入してよいか

2015/02/09 19:46

アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。

さて、ご質問の件ですが、最近の低金利からお金の運用を考えると、不動産の投資など単なる預貯金以外でその利益を稼ぐ方が得では?と考えがちです。

いわゆる「お金」を増やす、つまり資産を増やすという点で、その資産を維持するためにコストがかかる資産とコストがかからない資産があります。
コストがかかる資産は、ご希望のような不動産の投資や株式などの運用型商品などがあります。
例えば、不動産投資のコストとは管理費や修繕費、固定資産税などがそれに該当します。

また、こうしたコストがかかる資産は、すぐに現金化できないものがあります。
先ほどの不動産は売り買いで現金に換えることが可能ですが、すぐに売れるわけではありませんし、希望の価格で売れない場合もあり、安価でないと売れないというリスクもあってデメリットが多い一面もあります。

そのため、単なる預貯金から比べると、不動産投資は大幅に資産価値が目減りする可能性もあります。
都内でも、賃貸住宅はすでに空室率が15~20%になっており、ご希望されているような価格帯での物件では家賃の下落や空室のリスクは逃れられません。
また、新潟の湯沢のリゾートマンションのように、いざ売却となった際に、いくら値を下げても売れないという可能性もあります。

こうした点を踏まえると、教育資金の作り方としてはリスクの多いものには運用すべきではないと感じます。
特に、家計に十分な余裕があれば別ですが、状況を察するに1万円でも目減りするようなお金の運用はさけるべきでしょう。

銀行の預金は預けるコストや預金を維持する経費はかかりませんし、目減りする不安はありません。
そう考えると、何にでも使えるお金、つまり現金を増やすことが一番のポイントかと思います。

また、学資保険や個人年金なども有効な資産形成の方法ですが、保険商品によっては普通預金の利率より悪いものもありますので注意すべきでしょう。

不動産投資は流行もの的な感がありますので、よく熟慮されてから始めることをお勧めいたします。
尚、以下のコラムをご参考にされてはと思います。

【コラム】
■個人年金は本当にお得か??
http://profile.ne.jp/pf/t-teraoka/c/c-145687/

■不動産投資は儲からない??
http://profile.ne.jp/pf/t-teraoka/c/g-16778/

以上、ご参考になれば幸いです。

尚、個別のご相談や詳しい説明をご希望でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。

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