寺岡 孝
テラオカ タカシグループ
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建物のことをよく知らない不動産業者
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■建物のことをよく知らない不動産仲介業者
先日、建売の戸建ての内覧に同行の依頼があった。
もちろん、新築である。
完成してから半年ほど経過した物件。
ひどく是正しないといけないような仕上がりではなかった。
この物件の売買形態は売主は宅建業者であり、建築業者。
しかしながら、販売は売主が直接販売しない。
不動産の仲介業者に販売を任せるケースだ。
これは、よくありがちな取引形態。
内覧はいわゆる引渡前の物件の完成状況を確認する作業。
売主、施工業者、仲介業者、買主の4者にて立会をする。
建売の場合、あくまでも出来上がった建物を買うという行為。
そのため、工事中の状況の良し悪しは不明だ。
ただ、施工の良し悪しは完成後も見えてくる。
基礎工事のコンクリートの充填の不充分さや雨水の除去の不充分さ。
屋根工事中の漏水。
事例を挙げればキリがない。
ここで、仲介業者の役割はいったい何だろうか?
仲介業者の担当者はこう言う。
「できた建物には見えない瑕疵があるから、今更見ても…」
「それに建物の表示登記も終わっているし、何かあると困るので…」
仲介業者はある意味売主の代理でもある。
建物のことは買主から見れば熟知しているのが当然。
しかしながら、内覧前には自ら物件の不具合のチェックはしていない。
つまり、仲介業者はその立ち位置を理解していないのだ。
本来、仲介業者には売主に代わって買主に建物の説明もしなくてはいけない。
万一、契約前の重要事項説明に説明すべき事項がもれていればその責任を問われる。
この仲介業者、当方に何か重大な瑕疵をされては困ると言わんばかりの様子。
そんな心配をするなら、「自らきちんとチェックしたら??」と言いたい。
仲介業者の責任や説明義務を負うということを理解していないようだ。
仲介業者は売主、買主から高い手数料をもらっている。
都内の物件であれば売買価格jは4,000万円以上。
となれば、およそ240万円の手数料がこの業者の手に入る。
これだけの手数料をもらっているのだから、それに見合う仕事をしてほしい。
仲介業者には建物の設備、仕様、メンテ方法など、詳しいことを知る余地はない。
加えて土地にも問題があった。
境界のラインが今一つ不明瞭だったので指摘すると、どうも隣地の所有者と揉めた様子。
境界ブロックが途中で切れて敷地の土が隣家にこぼれそうだった。
この点は仲介業者に聞いてもわからないと思い、直接売主に指摘し改善してもらうことにした。
この時も仲介業者は何を指摘されているかわからない。
これでは仲介業者に手数料は払いたくなくなる。
不動産に関する業務は奥深い。
特に、建売の販売には土地の売買の知識や建物に関する建築の知識が必要だ。
それに加えて、ローンや登記のことなど、挙げればキリがない。
近年、首都圏近郊では狭小地で3階建ての建売建築が多い。
売買の価格は近隣のマンションと同じぐらいだ。
そうした物件を販売する担当者は、戸建てのことをよく知らない場合が多い。
そのため、契約時との話の食い違いがトラブルを招く。
仲介業者は自身の立ち位置をよく理解して責任ある業務をしてほしい。
高い手数料をもらうわけだから…
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