中小企業診断士の長谷川進です。おはようございます。
今日はセキュリティについてのお話です。

クラウドサービスのセキュリティについて記事が書かれています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110128/356606/

実際にクラウドサービスを利用している企業ほど、セキュリティへの不安は少ない。

この手の議論を最近聞くことがありますが、まずポイントになるのが、各企業のセキュリティへの取り組み状況がどのようになっているかということです。

私はITベンダーに勤めていた時にセキュリティ案件にも関わりましたが、一部の大手企業を除くと、セキュリティの取り組みは十分ではありませんでした。

中小企業のセキュリティの取り組みは、現在でも十分でないところがほとんどですね。

というよりも、中小企業経営者のセキュリティに対する意識は、非常に希薄であるといわざるをえません。

クラウドは銀行の貸金庫、社内は自宅のタンス。どちらに現金を置いておくのが安全か、というクラウドの例え話があります。

自宅のタンスに現金を置いていても、自宅の鍵がしまっていなかったら、決して安全ではないということですね。

各企業が、「クラウドだからセキュリティへの不安がある」という漠然としたイメージで議論する時代はもう終わりにすべきですね。

インターネットを活用すること自体がリスクを抱えているのだといことを自覚したうえで、経営視点に基づいてインターネットを活用することが、中小企業にとっては重要です。

インターネットは魔法の杖ではありませんから。

横浜で働く中小企業診断士長谷川進のブログ