中小企業のIT活用における問題点
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中小企業診断士の長谷川進です。おはようございます。
今日はIT活用についてのお話です。
中小企業がうまくITを活用できていない。
このようなフレーズは昔から言われていますが、今でも大きく状況は変わっていないでしょう。
長年続いている不況の影響やIT環境の変化の速さなど、様々なことが要因として言われていますが、一番大きな問題は、「収益向上のためにITを活用する」という意識が希薄なことではないでしょうか。
この点に関しては、長年全く状況は変わっていないように感じます。
ITを活用するユーザー企業側、ITを提案するITベンダー側ともに、この意識が希薄なわけです。
希薄というよりも、よく分からないから意識を遠ざけているというのが現実かもしれません。
戦略的IT活用というテーマが、なぜかホームページ、SEO、ブログ、Twitterなどの表面的なネット活用の話題のみになってしまう。
このような特定のソリューションありきの発想では、「収益向上のためにITを活用する」ことは困難です。
やはり経営戦略、事業計画などの経営の視点から、企業の目指すべき方向性を整理する過程において、IT活用やインターネット活用について議論することが必要でしょう。
中小企業経営者の皆様、「収益向上のためにITを活用する」ことについて、一度議論してみてはいかがでしょうか。
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