響きあう木の空間
須永 豪
スナガ ゴウ
(
長野県 / 建築家
)
須永豪・サバイバルデザイン
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連鎖コラム【ワタシの建築は○○です】
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連鎖コラム
2007-11-20 22:30
こんにちは。
前回のは字数制限がオーバーしちゃいましたので。
じゃぁ私から次のお題を出させてもらいますね。
『シキナミ建築のキーワードはなんですか?』
これは・・・
ムズカシイでしょう。
ちょっと意地悪な質問だけど、
僕らもいずれ、ウンと数をこなしていくうちに、
好むと好まざるとに関わらず、
自分なりのスタイルが確立されていくんだと思うんですよね。
どうせいつか定まっちゃうものなら、
今のうちから自覚してみるのも悪くないんじゃないか、と。
さて、僕の場合ですが、
今のところ人からはなぜか「和モダン」とか「木が好き?」
という言葉をいただくことが多いのですが、
これはあまり本意ではありません。
最近おぼろげながら自覚してきたのは、
建築で『響き合い方の調整』をしようとしているような気がします。
例えば
内部空間で、壁の角度がちょっとズレただけで、
人の気配が廻り始める、
というようなハコ内の反射具合とか、
「漆喰の壁と杉板の床」はアリだけど、
「ヒノキの床」になるとどうも馴染んでこない、
というような素材どうしの相性とか、
この敷地にどんな佇まいのものを建てたら、
ここらへんの街が豊かな方へと動き始めるだろうか、
というような、周辺環境に対しての発しかたとか。
(馴染むんではなくて)
それらのバランスを、
然るべき状態に調整したい本能が働くかんじと言うんですかね。
その辺が自分なりに調整出来きってないと、
『不協和音』みたいに気持ち悪い感じがするのです。
僕はかつてアコースティックギター製作の職人を目指したことがありました。
もうとっくの昔にその頃の気持ちなんて忘れていたのですが、
自分の奥ぅーの方で「響き合いかたを組上げたい」という気持ちは共通していたようです。
というわけで、
スナガ建築のキーワードは
『共鳴』
です。(と、自分で宣言してみる)
敷浪 一哉さんのページ
http://profile.ne.jp/pf/skal/column/list/
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