結果として長く残るような家具をつくっていきたい
渡邊 謙一郎
ワタナベ ケンイチロウ
(
インテリアデザイナー
)
株式会社スタンダードトレード 代表取締役 社長
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背も表のチェスト
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2011-06-05 17:00
家具の中には、見えにくいところや裏側は仕上げを行わず、
材料そのもの仕上げ無しの状態でいる物もあります。
裏を仕上げていない事自体は質が良くないだけで、
見えなくなってしまえばたいして問題ないようですが、
そんなことはありません。
裏も表と同じように仕上げをしていないと、
表と裏の外気に触れる環境が違うため、
反りや狂いが大きく表れてしまいます。
夏場の湿気や冬場の乾燥等の季節によって大きく変わる環境の違いは、
同じ仕上げをしている事で、最小限に抑えるとこを望めます。
見えないからいいという訳ではありません、見えなくても、見えても同じ仕上げ。
これが家具作りの基本です。