大泉 稔
オオイズミ ミノルユニットリンク保険の資産形成について
マネー お金と資産の運用 2014/03/27 12:51先日FPの方にユニットリンク保険の資産形成を進められました。
(月3万円 65歳払込 特別勘定の比率、内容を変更できる)
他の質問の意見でも、「投資と貯蓄は別」「海外投資信託を直接選んだ方がよい」というのが多いようです。
保険会社の保険商品で、保険会社のグループ企業が実際には運用するわけで、マージンが出来るのは分かります。
そのFPの会社が、「特別勘定の振分かた、移動のタイミングにアドバイスを長期的にしてくれる。」というのがポイントらしいのです。
投資信託の商品選び、資産配分の構成、積立後にどうやって老後のお金として受け取るか、そういうメンテナンスを自力で出来るかというと不安です。
ちなみにいま死亡・高度障害のための保険は未加入です。
主人はフリーランスで、収入も少なく、ゆくゆく子供を持つことを考えたら、ユニットリンク保険の資産形成もありかなと思っています。私は正社員ですが、年収250万程度、現在は預金400万ほどです。
ご意見よろしくお願い致します。
夏藍さん ( 東京都 / 女性 / 30歳 )
まずはバランスが…
夏藍 様
こんにちは。
相続総合研究所の大泉稔です。
早速ですが。
そもそも、年収と保険料とがアンバランスに思われます。
非常に失礼ですが…年収250万円の人に、毎月3万円の保険料。
とてもFPの提案とは思えません。
次に、ユニットリンク保険の保険料の内、
何パーセントが運用に廻るのでしょうか?
開示されている手数料を控除した金額の全てが運用に廻るのでしょうか?
ぜひ、ご確認なさってください。
(恐らく、答えることはできないハズです)。
そもそも、ユニットリンクは保険です。
保険の目的は、あくまでも保障です。
保障を検討し、その副産物としての運用がある…これが本来あるべき理解の姿です。
保険は長期にわたる保障商品です。
しかし、保険はインフレに弱い…その弱点を補う目的で開発されたのが
ユニットリンク保険のような変額保険なのです。
運用を第一に、そのオマケとして保険がある…これはあってはならない保険の理解の仕方です。
今は、NISAを活用した「るいとう」という選択肢もあります。
ちなみに、ユニットリンク保険は保険料が3万円を超えると、
募集手数料がケッコウな金額になります。
夏藍様に提案したFPは…。
家計のバランスも説明のバランスもアンバランスですが。
募集手数料だけは、しっかりバランスを取っているようですね!