コラム一覧
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SOHO という生活-1
敷地は、道路計画にともなう土地収容により、敷地面積がわずか10.70坪となってしまいました。 計画事業主である都は、バブル期以後の税収不足からでしょうか、以後の用地収容が遅々とし、今だ周辺は荒涼とした空き地の点在する状況のままであります。 将来を見据え、周辺地域に対しこの敷地がどうあるべきなのか。 効率のよい事業性という現実的な条件を満たながら、どのような提案ができるのか… 大きな課題...(続きを読む)
サッカーはいかが?
大地に水をまくと芽が出てきます。 ただ、どんな芽が出てくるのかは、その土地柄によってちがいます。 サッカーも同じ。 スポーツとしてのルールは同じでも、プレー・スタイルは、そのお国柄を自ず とあらわしたものになる…。 というのが、だいのサッカー・フリークでもある、私の友人デザイナーの持論でした。 じゃ、住宅もおなじかな。 暮らす、生活をしていくという目的は同じ...(続きを読む)
豊かさの基準
豊かさ ってなんだと思います? ある雑誌の取材だったでしょうか、そう問いかけられたことがありました。 ましてや、一言でいうと などと前おかれると、どんなふうにお答えになります? 私は、豊かさ とは 選択肢の多さ だと思います。 たとえばですね。 人に自分の意志を伝えるのに、mail って便利ですよね。 便利だけど、mailじゃ伝わらないものもある。 電...(続きを読む)
現場監督奮戦記-2
鉄筋コンクリート造の分譲マンションが、私の現場でした。 躯体が建上がると、内部の仕上工事が入るまで、常駐の職人さん達はねぐらとして使えます。そんな職人さん達が、昼間あまりにコキつかわれている私を見かねてか、その夜の酒盛に、よく招待してくれました。 私も飲みますが、彼等もあおるように飲みました。 現場ではタイル下地をおこす仕事をする左官屋のひとりが、彼の若い頃の仕事の自慢をはじめま...(続きを読む)
現場監督奮戦記-1
私のような、建設現場の現場監督出身の建築家、とは意外に少ないのではないでしょうか。 私が建設現場にいたのは、かれこれ15年程まえになります。 大学の建築科を卒業してから2年ほど、いわゆる大手の建設会社で、現場監督として働きました。 巷ではどことなく好景気のソワソワとした雰囲気が、当時は“バブル”といった言葉はないまでも、それにむかった予兆のような時節であったのでしょう、建設現場の...(続きを読む)
マイ・ブーム その後
前記のコラム『マイ・ブーム』は、東京建築士会の機関誌で『建築東京』というという、ま、ちょっとおカタい雑誌に掲載されたものです。 執筆依頼をしてきた、知人の建築士会の担当者曰く “たまには くだけたのもいいんですよ”と。 どうらや、私のキャラ見抜いてのようでした。 掲載1998年ですから、もう7年前になりましょう。 時代の変化はスピーディーです。 この文章もBGMにはS...(続きを読む)
マイ・ブーム
『マイ・ブーム』という言葉をご存じでしょうか? 市場で、個々の消費志向のマニア化が無視できなくなったことを表した、ひとつのキーワードでしょう。 こんな造語と同様に、いま日本人の“個”としての在り方を意識させる現象がいくつか思い当ります。 たとえば、多くの日本人の人生設計のよりどころであった終身雇用制度が崩壊したことは、組織や集団の中で浮遊させていればこと足りた、個々の人生観や職業意識...(続きを読む)
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