コラム一覧
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賃貸住宅の供給過多。それでも必要とされる賃貸集合住宅の条件
賃貸住宅が供給過剰に陥っている、という警鐘を目にするようになって久しいです。 供給過多ではないのかという実感は、統計的数字以上に、体感的に感じていました。 近い将来、空室の増大などから、大きな社会問題となることを危惧しています。 賃貸集合住宅を造ってきた者として、思うところは複雑です。 プロとして依頼を受ければ、その条件の元、賃貸集合住宅の計画をし実現させます。 ただ、建築...(続きを読む)
基礎工事の設計監理
昨年末に地鎮祭を終えていた 工事進行中計画 HD5-Project 年が明けてからの工事経過を パラパラマンガ風にまとめてみます。 根伐(ねぎり) 基礎工事のため、土を掘り起こすことですね。 建物の位置や高さ関係を示すスミやレベルは、周囲の木枠に逃がして マーキングしてありますので、そこを頼りに根伐ます。 砕石を敷きます。 この砕石。なぜ必要かといえば、捨てコンクリ...(続きを読む)
22坪の敷地に実現できる高層型集合住宅計画
横浜市内主要駅近くの大きな交差点。 22坪弱の角地に提案中の、高層集合住宅の計画案。 高度地区の高さ制限から10階建とし、計14戸の住居を計画。 横浜市の『ワンルーム形式集合住宅に関する指導基準』では ワンルーム形式の住居(30m2以下)10戸以上が規制対象。 そこで、30m2以下の住居は1~5階までの9戸までとしておく。 これらの住居も、将来のニーズに合わせ 2部屋を合わせた部屋...(続きを読む)
ル・コルビュジエの集合住宅
世界文化遺産に登録された 建築家『ル・コルビュジエ』の建築作品群。 上野の国立西洋美術館だけではありません。 南フランスの港町マルセイユにある、ユニテ・ダビタシオンもその一つ。 現代での集合住宅の原型と言われるこの建築は、ひとつの船に例えられ スーパーマーケットから保育園まで内包され、住民は建物から一歩も外 へ出なくても生活が成り立つことを目指し、建設されました。 ホテルやレストラン...(続きを読む)
地盤と基礎工事のこと つづき
現在工事進行中 木造集合住宅 HN1-Project 新築に先立つ既存建物の解体で、地中から大量のガラが出てきていました。 地盤調査(SS方式)では必要とされる積載荷重はクリアできても、地盤の 補強工事は施そうということで、その後の進捗状況を整理しておきます。 解体した既存建物の基礎を撤去しても、この計画で設定される根伐底盤は も少し深いレベルです。スミ出しとレベルを確認し、さら...(続きを読む)
木造集合住宅の軸組確認
工事進行中 木造集合住宅 HN1-Project SE構法のNDN社より上がってきた、プレカット用伏図・軸組の確認作業。 こちらで想定している構架材間の一寸(30mm)寸法アップも許されない (‥でないと、設備関係の納まりがアウト。) それくらいタイトなディテールで計画されています。 狭小集合住宅ゆえ高架も複雑なため、透視図でも出力してもらった。 NDN社は専用ソフトに始めから3...(続きを読む)
地盤と基礎工事のこと
熊本県地方で大きな地震が続き、建物の倒壊現場の映像を報道で目にします。 あるいは昨年末に発覚した杭工事の偽装問題から、建物が建つ地盤への関心 は、一般の方々にも持っていただけるようになったことでしょう。 今月 地鎮祭を終えている HN1-Project 地鎮祭に先立ち、既存の建物を解体したさい、地中から、瓦やレンガ辺など 大量のガラが搬出されました。おそらく、この建物の新築で土工事...(続きを読む)
賃貸部分を持つ都市型住宅の提案
東西両側が接道する24坪ほどの敷地での、都市型住宅の提案でした。 相談者の方との詳細な打ち合わせを前に作成した、叩き台の案です。 3階建・3LDK 防火地域での計画として、木造耐火建築物としての仕様となります。 それでも概算工事金額では 75万円@坪 を切ることができました。 アクセスの利を活かして、賃貸部分を設けます。 (この賃貸部分は、将来的には専用住宅部分に組み込むことも可...(続きを読む)
いざ鎌近。神奈川県立近代美術館鎌倉・最後の日々
神奈川県立近代美術館鎌倉が今月末で閉館になる。 ル・コルビジェの日本人のお弟子さんのひとりである 坂倉準三氏の設計。 終戦間もない1951年に建設された、近代建築の傑作のひとつ。まぎれもない。 『日経アーキテクチュア』最新号の特集に急かされ、昨日改めて見学しました。 敷地は鎌倉・鶴岡八幡宮の境内。 閉館は、宮との借地契約によるところだそうで、1966年に増設された新館と 学芸員...(続きを読む)
『ファンタジー住宅建築』はいらない。
計画中の都内狭小地の長屋計画。 建築確認の検査機関への事前申請が完了。やっと、新年を迎えられた心境です。 この計画では、東京都の安全条例の規制から、屋根に軒の出が全く作れません。 敷地内通路のためです。(安全確保と何の関係なのかは?ですが、さておき‥) ここで、計画上ケアが必要なのは、雨水のおダレによる外壁の汚れ対策 です。 ジョリパットなど左官系仕上げでは、雨のたびに外壁が黒ずむ懸念...(続きを読む)
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