こんにちは、衝動病理学という学問を大学院時代に少しだけ学びましたが、「性癖」とありますが、性衝動と考えてよいと思います。衝動ですから、突き動かすもの、抑えにくい内的な欲求、ということになります。 目的が完遂することによって消滅するわけですが、ＳＮＳを使った自撮りを送るのは止めましょう、副次的にどのように利用されるかわかりませんのでそれは止めましょう。

「欲を消化するために送ってしまう人も多いのでしょう？」　衝動ですから理性を超えた力が働きますので送ってしまう人は多いと思われます。自分なりの抑制をかけておくことは大切だと思われます。ＳＮＳは活用しない。

ではその目的を消化するのにどうしたら良いかですが、バーレスクショーやSMバーにいって消化させようと思う、とありますが、それもひとつの方法なのかもしれません。その場がどんな場なのか分かりませんが、同好の者同士が集まって公開しあうことは消化する方法であることは確かです。アルコール依存、中毒の人たちが断酒会に参加するのと一緒だと思います。薬物依存の人たちが集まる「ダルク」もそうです。そうした場に集まり、自分の普段言えないことを吐き出し、苦しんでいることを共感理解しあう過程で依存から抜け出す人はたくさんいます。反対に一人で何とかしようと思う人ほどドツボにはまっていく傾向があります。
おそらくネット等で調べれば同じような衝動を持っている人はいるはずですので、そうした人が集まる場に参加することも考えてみましょう。こうした場は直接補償ということになると思われます。直接ということは自分の抱えている衝動そのものを直接話すという意味での表現です。

間接的には自分の抱えているものを記録する、あるいは小説のように書いてみる。瀬戸内寂聴さんも最後まで恋愛小説を書いていましたが、性衝動を潜在意識に抱えていたと思われます。小説家が自分の抱えている衝動をモチーフに書いている例は多いと思います。あるいは絵に描く等間接的に昇華させること考えられます。衝動はエネルギーですので出番待ちの状態であることは確か。それが暴走しないように直接、間接問わず昇華の方法を考えてみましょう。