西島 正樹(建築家)- コラム「【北部幼稚園】雑誌に掲載されました」 - 専門家プロファイル

西島 正樹
一人ひとりの生き方と呼応し、内面を健やかに育む住宅を

西島 正樹

ニシジマ マサキ
( 東京都 / 建築家 )
西島正樹/プライム一級建築士事務所 建築家
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【北部幼稚園】雑誌に掲載されました

- good

作品掲載 2015-12-07 16:56


【北部幼稚園】が、

建築ジャーナル (発行:建築ジャーナル) 12月号12月号

に掲載されました。(P106-107)

「こども施設の明日」という特集です。

また、最近完成した【東邦電気工事ビル】が、同号P47に掲載されました。

オープンハウスの訪問記です。

ご覧頂ければ幸いです。


■ 【北部幼稚園 設計主旨】


北部幼稚園は、緑豊かな丘陵に建つ認定こども園です。

保育のテーマは「水と土と太陽を」。

子どもが裸足で走り廻り、水や土とたわむれる園庭空間が保育の中心です。

この活発な園庭と連動しつつ、子どもたちの内面を育むような落ち着きある保育空間を

形づくるために、園庭と保育室との間に、緩衝スペースを設けることにしました。

外部でありつつ室内ともいえる「濡れ縁」空間がそれです。

このスペースを低く深い軒で包むことにより、園庭、保育室とも違う

独自の雰囲気をもたせました。

各保育室を「濡れ縁」に向かって開放的に並べることで、

保育室と園庭とのつながりが切れないようにしつつ、

「濡れ縁」の巾を十分に広げることで、両者の間に適切な距離を生み出しました。

保育室を雁行させて「濡れ縁」にコーナーや広場など

新たな活動の契機となる場をつくり出しました。

建物全体を横に結びつける「濡れ縁」に対し、保育室は一つひとつを独立した家と

位置づけました。

保育室ごとに別々の屋根をかけ、高窓からの自然光が明るく室内を照らすことで

天井が低く暗い「濡れ縁」との違いを際立たせました。

外観は家々が町並みを形づくるように、独立した保育室が連なり

園庭に対して賑わう佇まいを生みだしました。

心を解き放ち、心を落ち着かせる。そんな日々の中で

子どもたちの内面が豊かに育まれることを願っています。


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