中沢 努(コンサルタント・研修講師・講演講師)- コラム「せいさつ(096)貧困原因とヘーゲルとローザ・ルクセンブルク」 - 専門家プロファイル

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せいさつ(096)貧困原因とヘーゲルとローザ・ルクセンブルク

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せいさつ 100~091 2010-10-13 09:00


今に始まったことではないが、貧困が社会問題となっている。

貧困を解決しようという理念に異論は無いし、そのために何かするということは大切だと思うが、今の貧困問題の扱われ方には少し違和感を覚える。

「お手軽」というか「軽い」というか・・・。

私にはそれらが、ゴミ捨て場を自分の家の前から他人の家の前に移しただけ(或いは移そうとしているだけ)のように見えるからである。

貧困がこれほど問題とされるのはなぜか?
 ・・・そう。貧困の程度が高く、そして、富者と貧者の差が大きいから、である。

なぜこんなことになるのか?
 ・・・「誰か」が「誰か」から暴利をむさぼっているからだろう。

ではなぜむさぼるのか?
 ・・・「誰か」が「他の誰かを犠牲にして」でも「自分が儲けたい」からだろう。

搾取とは「搾り取る」こと。
そして、この「搾り取る」という行為の原動力は「欲望」である。

資本主義というのは、富者の欲望を満たすためにはもってこいの仕組みだ。

革命家のローザ・ルクセンブルクは「資本主義は非資本主義領域を必要とする」と言ったが、この主義は今や国境を無視し、「資本主義は全ての人間むさぼる対象として無節操に必要とする”」という主義に変化した。

富者も人間だが、貧者も人間である。

ヘーゲルは「本質は現象する」、「主体の内面は外化する」と喝破した。

誰かが誰かをむさぼった結果であるこの貧困は、「むさぼる側の本質(或いは内面)が現象(或いは外化)した結果」に他ならない。

だから私は「貧困の原因は資本主義ではない」と考える。
そして「貧困の原因はむさぼる側の内面にあるのだ」と考えるのであります。

(中沢努「思考のための習作」から抜粋)

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