グループ
おすすめコラム
- 段ボールカルテル事件-カルテル防止に必要なコンプライアンス対策(レンゴー 王子コンテナー トーモク)
- コンプライアンス研修資料-「使い方と必要知識」
- 事件のことば-コンプライアンス違反事例から学ぶ(その1)
- (企業向け教養研修)リベラルアーツ・・研修の重要性-めざましテレビ さきつぶ でも紹介されました
- 教養研修-日本経済新聞(夕刊)に掲載されました
- みずほ銀行コンプライアンス違反事件で露呈した脆弱性
- コンプライアンスの本質(コンプライアンス練習問題-コンプライアンス練習帳5)
- コンプライアンス練習問題-コンプライアンス練習帳4「アイヒマンとコンプライアンス」
- 教養研修(資料)思考の技術-リベラルアーツ研修
- コンプライアンス練習問題-コンプライアンス練習帳3「指導者に必須のもの」
せいさつ(083)正義の本の行く末
-
人気番組の司会者が「この野菜は健康にいい」と紹介した。
翌日から「その野菜」は品薄になった。
1ヶ月後、「それ」は誰にも見向きされなくなっていた。
ある国から輸入した食品に毒が入っていた。
人々は憤り「安物は駄目だ。これからは高くても国内産を買おう」とつぶやいた。
半年後、その国から輸入された食品の売上高は回復していた。
地震が起こった。
家がつぶれ、道が無くなり、人間が死んだ。
ニュースを見た多くの人々は、恐怖を感じた。
1年後、ほとんどの人はその恐怖を忘れ、日常の雑事に追われていた。
そして今、正義の本が売れている。
不正義が横行しているためなのだろうか。
「正義」を語ることがちょっと知的に、そして新鮮に感じられているようだ。
1ヶ月後。
正義への関心は薄れていないだろうか?
半年後。
正義の本を読んだ時の気持ちをどれだけの人が憶えているだろうか?
1年後。
世間は正義の本をとりあげ続けているだろうか?
(中沢努「思考のための習作」から抜粋)
★研修、講演、コンサルティング・・・承ります★
・メディア掲載、評価口コミ、著書、他 http://www.pensee.co.jp/peculiarity/index.html
・実績と会社概要 http://www.pensee.co.jp/aboutus/index.html
・筆者による資料(総目次)http://www.pensee.co.jp/archive/index.html
最新情報→http://www.facebook.com/PenseeSauvageAndCompany
≪お問い合わせ先≫
パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー(http://www.pensee.co.jp/)
「せいさつ」のコラム
せいさつ(090)正義の立ち位置 西田の絶対矛盾的自己同一(2010/10/04 09:10)
せいさつ(089)人間には格がある プラトンの人間の分類(2010/10/01 09:10)
せいさつ(088)フッサール現象学的還元/エポケーとマルクス(2010/09/30 09:09)
せいさつ(087)「パンタ・レイ/ヘン・パンタ」と日常の本質(2010/09/29 09:09)
せいさつ(086)シュライエルマッハー的精神態度(2010/09/28 09:09)