森岡 篤(建築家)- Q&A回答「鉄骨造の特徴とコスト」 - 専門家プロファイル

森岡 篤
庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

森岡 篤

モリオカ アツシ
( 建築家 )
有限会社パルティータ 代表
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木造か鉄骨造か?建築費の違いは?

住宅・不動産 住宅設計・構造 2009/08/21 14:11

都心の30坪の土地に3F建の住宅(延50坪)を新築したいのですが、木造と鉄骨造のどちらがいいのでしょうか?この場合、木造、鉄骨造の建築費は概ねいくら位なのでしょうか?

間口8m奥行13mの約30坪の平坦な土地で、道路に面している一面以外は、三面とも隣の家とかなり接近しています。用途容積は1種住居60/300(160)、準防火地域です。前面道路は幅員は3mの2項道路。1Fにガレージ+風呂+1部屋、2FにLDK、3Fに寝室(シャワールーム付)と1部屋を予定しています。リビングに吹き抜けを作ります。

鉄骨より木造が安いという話はききますが、どの位違うものなのでしょうか?
そもそも3階建てで吹き抜けのあるような建物を木造でつくれるのでしょうか?

仕様やその他の条件で建築費が変わってくるというのは分かっているのですが、概ねの感じが掴めればと思っています。よろしくお願いします。

りうさん ( 東京都 / 女性 / 44歳 )

鉄骨造の特徴とコスト

2009/08/24 09:58

りうさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。

**鉄骨造の特徴
''・大スパン可能''
私は、長く住める家を作るには、住み手の生活の変化に、家が対応できるよう、フレキシブルな家づくりを目指しています。
フレキシブルな家とは、内部間仕切が自由に変更できることで、そのためには、構造体(柱、耐力壁)は、家の外周のみで、内部は構造体が不要にする必要があります。

鉄骨造は、大スパンが無理なく可能のため、家の内部を無柱空間とすることができます。
将来、生活の変化に、家を最大限合わせ易い構造と言えます。

''・耐力壁を使わない構造''
木造は地震や風に対し、壁(耐力壁)で対抗する構造で、間口方向、桁方向共に、耐力壁がバランス良く必要です。
鉄骨造は、耐力壁を全く使わない純ラーメン構造が可能です。
例えば、1階でガレージ+玄関で、耐力壁が全く取れないような時、鉄骨造は威力を発揮します。

''・空間自由度''
木造でも吹き抜けは可能ですが、ただ床を抜けるわけではなく、構造的配慮が必要です。
鉄骨造は、木造以上に自由度の高い構造です。


**鉄骨造のコスト
このように鉄骨造にはさまざまのメリットがありますが、一般に木造よりコストが高いです。

木造でも、3階建は準耐火構造となりコストがアップするので、差が縮まります。

鉄骨造は、構造計画、仕様、鉄骨工場の選択によりコストに幅が出ます。
鉄骨造が安くできた場合で、木造との差は、10万円/坪内外ではないかと思います。

鉄骨造は軽い構造なのですが、床にコンクリートを使うことが多く、木造よりは重いため、杭が必要になると、差は広がります。

参考にしていただけたら幸です。

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