森岡 篤(建築家)- Q&A回答「上増築は、1階、2階に大きく影響」 - 専門家プロファイル

森岡 篤
庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

森岡 篤

モリオカ アツシ
( 建築家 )
有限会社パルティータ 代表
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軽量鉄骨に木造で増築

住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/09/13 21:28

築14年の軽量鉄骨造の2階建て戸建てを購入しようかどうか検討しています。80?のほぼ正方形の総2階ですが増築して床面積を増やしたいと思います。軽量鉄骨の2階部分の屋根を取り払って3階建てにすることは可能でしょうか?3階部分を木造にして総3階建てにできればと思います。混構造になるのかと思いますが構造的にも耐震面でも果たして可能でしょうか?また、床面積を増やす何か有効な方法がありましたらぜひ教えてください。

和歌さん ( 神奈川県 / 女性 / 37歳 )

上増築は、1階、2階に大きく影響

2008/09/14 23:41

和歌さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。

2階建てを上に増築して総3階にするというのは、3階の構造体を加えるだけではありません。
1階、2階の地震力が5割り増し〜倍増えるので、1階、2階の耐震壁(筋かい:ブレース)が増えるので、間取りが変わり、影響は基礎まで及びます。

軽量鉄骨造と木造は挙動(地震時、どの位変形し、どの位の力で壊れるか)が異なるので、同じ階で軽量鉄骨の壁と木造の壁を混ぜて、耐力を加算することはできません。

1階、2階の耐震壁は別にしても、2階の天井含め3階の床梁、3階柱壁、屋根と、全体の半分位の構造体を加えることとなり、確認申請の難しさ以前に、相当な費用がかかると考えられます。

和歌さんの主旨が、当初は少ない費用で増築し、10年後に建て直す、ということだとすると、費用の点で難しいと思います。

上増築はこのように、構造的、確認手続き的にさまざまな問題がありますが、敷地にスペースがあり、建ぺい率に余裕があるなら、横増築が考えられます。

構造的には、既存建物と切り離して建てる(エキスパンション・ジョイント)ことで実現しやすいです。

参考にしていただけたら幸です。

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