12月のソニー銀行の金利発表
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銀行の中では、数少ない翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、
今月は固定金利の引き上げが目立ちます。
まず変動金利が2ヶ月連続で1.281%に据え置かれました。それまでに3ヶ月連続で
理由もなく引き上げていただけに、横ばいといっても5ヶ月前よりは上がっています。
この水準はもう少し下げても良いのではないかと思います。
日本銀行が政策金利を0.1%から0.0%~0.1%の水準に引き下げましたが、
実際に変動金利の指標となる短期プライムレートが引き下げになっていないことから、
12月の変動金利はどの銀行も横ばいの見通しです。
また12月の固定金利は、株高などで長期金利が上昇したことから、
固定3年以上は全て引き上げになっています。
期間20年超の最長期間の優遇後の金利は前月比0.134%高い年2.602%です。
前日の長期金利の終値が1.050%と久しぶりに1.0%を上回るなど、
債券市場から株式市場へのセオリー通りの資金流入が継続しており、
12月の固定金利はフラットを含め上昇する見通しです。
但し、このまま一方的に株高・債券安の流れが続くとは考えにくく、
1月の固定金利も上昇するかは微妙なところです。
(今回の株高の原因は円安であり、日本経済の実力に基づくものではありません)
沼田 順 (CFP上級国際ライセンス)
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