疾病保障付住宅ローンの注意点
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今やすっかり定着した感のある、疾病保障付き住宅ローン。
当初は3大疾病(ガン・脳卒中・心筋梗塞)だけでしたが、
最近は7大疾病など、カバーされる範囲も広がってきています。
では、3大疾病より7大疾病の方が有利なのでしょうか。
実はそうとも言い切れない細かい規程が存在するので要注意です。
例えば三井住友銀行の場合は初期のがんでも、がんと確定診断されれば、
それで住宅ローンの残高はゼロになります。従って、初期のがんでその後に
完治しても住宅ローンを支払う必要はないのです。
一方の三菱東京UFJ銀行の場合は注意が必要です。まずがんと診断されても、
いかなる業務にも従事できない状態が30日間あることが必要です。
そして1年間は毎月の返済額相当が保険金で支払われます。1年経過後も同じ状態であれば、
ようやく住宅ローン残高がゼロになるのです。
つまり1年以内に完治してしまえば、いくらがんと診断されても
住宅ローン残高はゼロになりません。
これはそれぞれの金融機関が提携している保険会社の規程の違いから生じるものですが、
同じがんと診断されたのに住宅ローン残高が残るかゼロになるかは大きな違いです。
保障の範囲の広さも大切ですが、どのような状態になれば、住宅ローンを払わなくて済むのか、
しっかり確認することをお勧めします。
沼田 順
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