今後の住宅ローン、変動金利の行方
-
日本銀行は5月20日から2日間の日程で、金融政策決定会合を開きました。
この金融政策決定会合で、住宅ローンの変動金利の指標となる、政策金利が決定されるので、
変動金利を考えている人はこの金融政策決定会合には注目しておく必要があります。
(1ヶ月に1回程度開催されます)
今回も政策金利は0.1%で据え置きとなったため、6月の変動金利は横ばいになりました。
住宅ローンの変動金利を考えている人や、変動金利で住宅ローンを組んでいる人は、
少しでも政策金利を下げて欲しいと思われていると思います。
私も日本銀行が政策金利で銀行にお金を貸し出す等のリスクがあることをするのであれば、
素直に政策金利を引き下げるのが妥当ではないかと考えています。
しかし、日本銀行が政策金利を引き下げないのには理由があります。
まず大きいのは日本銀行の白川総裁がむしろ利上げ論者であるという点です。
90年代のゼロ金利政策や量的緩和は効果がないとはっきり述べています。
そして少しでも引き下げ余地を残すことで、また金融危機が起こったときの選択肢として
残しておきたいという思惑です。
私は白川総裁でなければ、日本はゼロ金利政策になっていただろうと考えています。
しかし、ユーロ危機や選挙等で日本銀行には徐々に圧力もかかっているように感じます。
変動金利は今が底値なのは確かですが、もう一段の金融緩和に期待したいところです。
沼田 順
私のブログも参考になると思いますので、よろしければご訪問下さい(日本ブログ村1位です)
「相談業務」のコラム
2023年4月のソニー銀行金利と今後の見通し(2023/03/16 07:03)
2023年3月のフラット35(2023/03/01 12:03)
2023年3月の住宅ローン金利と今後の見通し(2023/03/01 07:03)
2023年3月のソニー銀行金利と今後の見通し(2023/02/16 07:02)
2023年2月のフラット35(2023/02/01 12:02)
このコラムに関連するサービス
不動産(住宅)の相談内容は千差万別です。お客様を個別具体的なアドバイスでサポートいたします。
- 料金
- 7,143円
「不動産」という言葉を聞いて、皆様はどのようなイメージをお持ちになりますか。恐らくほとんどの方は「難しい」というような想像をされると思います。しかし住宅購入や住宅資金、住宅ローンといった分野ではこの「不動産」という言葉から離れることはできません。そんな時はどうぞ私にご相談下さい。難しそうに感じるこの分野をお客様が納得し行動できるように、具体的にわかりやすく解説いたします。