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映画のはなし(11) 「クーリエ」と「Coda コーダ」
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最近見た映画の中から音楽がストーリーの中で重要なポイントになっていたのを2本まとめて。
「クーリエ:最高機密の運び屋」
映画『クーリエ:最高機密の運び屋』公式サイト|9.23[木・祝]ROADSHOW|2021.11.22ブルーレイ&DVD発売! (courier-movie.jp)
この映画の中で主人公のクレヴェル・ウィンがモスクワの劇場でバレエを2本、鑑賞するシーンがあります。
S.プロコフィエフ 作曲:シンデレラ
P.チャイコフスキー 作曲:白鳥の湖
なぜ主人公が「白鳥の湖」のラストを鑑賞中にあのような状態になったのか、極限の状態に置かれた彼の心情を
音楽が照らした象徴的なシーンとなっています。
「Coda あいのうた」
映画『Coda コーダ あいのうた』公式サイト (gaga.ne.jp)
CODA(コーダ)とは、
・Child of Deaf Adults の略語で、聾の親を持つ子どもという意味
・音楽記号で楽曲の楽章の終わり、曲中の大段落の締めを表す。(新たな章の始まりの意も)
とチラシに書いてありました。まあこの説明文についてはさておき。
両親と兄の4人家族で漁業を営んでいる女子高生のルビー。
家族の中で一人だけ耳が聴こえます。
ルビーの父親が思いがけない方法で娘の才能に気づき、なぜあんなに反対していた
バークリー音楽大学への受験にゴーサインを出したのか。
ライブパフォーマンスの持つ力、歌声を「伝えようとすること」と「伝わること」。
これは音楽だけではありません。
日頃暮らす中でも思いやりだとか愛だとか、いろいろありそうです。
「クーリエ:最高機密の運び屋」はわずかですが全国各地で公開中です。
ブルーレイとDVDは発売されています。
「Coda あいのうた」は多くのシアターで上映中です。
アカデミー賞の結果次第では…!