成澤 利幸(音楽家、打楽器奏者)- コラム「最近の演奏会から (15)アジアン パーカッション トリオ」 - 専門家プロファイル

成澤 利幸
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ナルサワ トシユキ
( 長野県 / 音楽家、打楽器奏者 )
成澤打楽器音楽教室 
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最近の演奏会から (15)アジアン パーカッション トリオ

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2017-10-12 14:42

 10月3日に蓼科高原へ「アジアン パーカッション トリオ」のコンサートに出掛けてきました。

演奏は吉見征樹(よしみ まさき)さん、和田啓(わだ けい)さん、秀(ひで)さんのお三方。

 吉見さんはインドの打楽器タブラを中心に、和田さんはタンバリンなどのハンドドラムを中心に、秀さんは金属製の打楽器チャッパを中心に演奏されました。

「 ~を中心に」と書きましたが、それぞれの方が多数の打楽器(なかにはおもちゃ?)を使い演奏されていたので、特にアジアの広範囲からの楽器だったため名前が覚えきれませんでした。

 地球の広範囲に広がるアジアですので多種多様な音楽があり、それを演奏するための楽器、打楽器だけでなく笛といった管楽器もありますし、歌もあります。

それらにはドレミというような西洋音楽の音階ではない音階もあれば、それでは割り切れない音程で作られた音階(微分音)、そもそも発音自体が我々が知ることのなかったものもあります。


 サロンコンサートのような会場のため間近で見ることができましたが、演奏者との距離がわずか2.3メートルしか離れていないのに、同じフロアでありながらステージと客席では全くの別空間が繰り広げられていました。

演奏者の静かなる迫力とでもいったらよいのでしょうか。

 吉見さんのタブラの演奏をこれほど近くで見られたのには感激しました。

左右10本の指を自在に動かすことで10色の音色が生まれ、さらにその指を組み合わせることで無数の音色が生み出されていました。

2つの太鼓から無数の音彩が発せられ、それを目の前で見、耳や肌で聴くことができたことは大変興味深く勉強することに。

 知ることのなかったアジア各地の音楽、音楽の多様性、多彩な音色の組み合わせによるセッション、打楽器の奥深さ、そのようなことを頭の中でループしながら帰宅の途に就きました。


 アジアン パーカッション トリオ

  日時:2017年10月3日(火) 19:00開演

  会場:長野県茅野市 ペンションピラタス2



◇追記

 この原稿を書きながら TOKYO FM「Blue Ocean」を聴いていたところ、「東京ガス Blue Ocean スマイルナビ」のコーナーで「新宿 ONE ASIA 文化祭」が紹介されていました。(偶然!)

アジアのいろいろな楽器のフリーライブやワークショップがおこなわれるようです。

HP を見ると音楽だけでなく楽しそうなイベントがたくさんありました。

ご興味のある方はぜひ行かれてみては。10月14日(土)会場は新宿中央公園、入場無料です。

http://www.oneasia-jc.net/jp/2017/culture-festival.html

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