コラム一覧
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認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(5)
(続き)・・それではアルツハイマー病を始めとした認知症を予防し、また軽症に留めておくには、どのような生活習慣を身に付ければよいのでしょうか。前述のアポE4という遺伝的要因のある方の場合でも、認知症になりにくい生活習慣を心がけていれば、かなりの確率で認知症を予防、または軽症に留めておくことが可能です。糖尿病や高血圧と同様に、認知症は生活習慣の良し悪しで発症するかどうかが左右されるのです。 先...(続きを読む)
認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(4)
(続き)・・それではどのような人が認知症になりやすいのでしょうか。まず考えられるのは「遺伝」の影響です。血漿リポ蛋白を構成するアポリポ蛋白には6種類の遺伝子多型が存在しますが、そのうちアポE4という遺伝子型はアルツハイマー病の危険因子といわれています。実際にアルツハイマー病患者に於けるアポE4の出現頻度は健常者の3倍もあるとされています。アポE4を持っている人は、とりわけ認知症対策が重要なのです。...(続きを読む)
認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(3)
(続き)・・認知症は進行性の病気で、時間の経過とともに症状が重くなっていきます。アルツハイマー病の場合、初期には記憶障害が主としてみられます。もの忘れが激しくなる、時間や食べたもの、人の名前や顔が分からなくなる、などの健忘症状で、お金の管理ができなくなります。また不安や焦燥、抑うつ気分、怒りっぽくなる、などの精神症状が加わります。この初期の段階で有効な手を打てば、軽症で済むかもしれません。 ...(続きを読む)
認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(2)
(続き)・・認知症を招くこれら疾患のうち、50~60%を占める多数派はアルツハイマー病です。従って認知症対策の大半は、アルツハイマー病をいかに防いで治療するかで占められているのです。但し脳血管性認知症も約15%を占めており、半身麻痺などの後遺症の影響も大きいことから、これへの対策も重要です。さらにアルツハイマー病と脳血管性認知症とが合併する場合もあり、事情を複雑にしています。 一方で高齢者...(続きを読む)
認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(1)
我が国は世界一の長寿国であるだけでなく、どの国よりも急速に高齢化が進行中です。健康で元気なご老人が増えるのならばとてもおめでたい話なのですが、実際には認知症の高齢者が急速に増加しており、社会問題の一つとなっております。2010年現在の段階では、国内の認知症の患者さんは220万人もおりますが、20年後にはその倍近い400万人にまで増えると予想されています。 高齢者が認知症になると記憶や思考、...(続きを読む)
骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(8)
(続き)・・運動や食事の取り組みによっても、急には骨が丈夫になる訳ではありません。時間の経過とともに加齢による骨量の減少が加味されるため、一生懸命に取り組んだとしても、骨粗鬆症の進行に歯止めをかけるのが関の山という場合もあるでしょう。仮に骨がある程度丈夫になったとしても転倒による骨折の危険が消えた訳ではありません。骨が丈夫になるかならないかに関わらず、骨折を招く転倒は何とかして回避したいものです。...(続きを読む)
骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(7)
(続き)・・次に骨を健康にし、骨粗鬆症や骨折を予防するような食生活について考えてみます。骨も含めた健康を手に入れるためにはバランスよく食べることが必要ですが、中でも大切な要素は骨の原料となる「カルシウム」の摂取です。それと並んで腸からのカルシウムの吸収を助けるビタミンDや、カルシウムの働きを助けるビタミンC、カルシウムと共通の働きがあるマグネシウムなどの栄養素の摂取も必要です。 現在の日本...(続きを読む)
骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(6)
(続き)・・それでは骨粗鬆症と予期せぬ骨折、それと関連した寝たきり生活から身を守るために、我々は具体的にどのような取り組みをすれば良いのでしょうか。それには日常活動で活発に体を動かすことと適度な運動、そしてカルシウムの充分な摂取を含む正しい食生活を構築することが大切です。また怪我や転倒を防ぐような日常の工夫や環境整備も同じように重要です。 まず日常活動と運動に関しては、歩く時間や距離、歩数...(続きを読む)
骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(5)
(続き)・・そのように常に作り直されている骨ですが、やはり年齢とともに衰えていくのは避けられません。加齢によって骨芽細胞の働きが鈍くなり、骨を形成する能力が低下することに加え、特に女性の場合は閉経後にエストロゲンが減少することで破骨細胞の活動が異常に高まり、骨が溶けるスピードが増して骨量が急速に減少します。男性も女性ほどではないにせよ、加齢に伴い骨が衰えていく傾向にあります。 それに加えて...(続きを読む)
骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(4)
(続き)・・次に挙げられる骨の機能は、筋肉の力を伝えるテコとしての役割です。我々が重力に負けることなく立っていられるのも、歩く、走る、投げる、などといった動作をスムーズに行なうことが出来るのも、筋肉が発した力を骨が滞りなく伝えているからです。例えばボールを投げるという動作は、大胸筋や三角筋など上肢の筋肉が発した力を、上腕骨や前腕の骨、指の骨などが協働して伝え、初めて成立します。 さらに骨に...(続きを読む)
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