コラム一覧
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ウツは「現代の脚気」!心の健康を左右する微量栄養素とは(1)
最近の「健康ブーム」などの影響もあり、体重を減らす、あるいは糖尿病を予防するなどの目的で、食事量や間食を減らすといった努力を傾ける人が増えています。特に若い女性にそれは顕著ですが、近年はそれに留まらず、男性や中高年の女性にもその動きが拡がってきています。食事を減らすだけでなく、スポーツクラブで汗を流す人やマラソンなどの競技に取り組む人も確実に増えてきています。 そのような変化は、食料品店や...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(9)
(続き)・・食事と並んで「運動」も大切な取り組みです。適度な運動をすることによって血管内の血流が増し、内皮細胞に良い刺激が加わります。内皮細胞は一酸化窒素(NO)を産生して血管を拡張させ血液をサラサラにしますが、運動によってNOの産生が促され、血流がよりスムーズになるとともに動脈硬化の進行が抑制されます。運動習慣によって体重や中性脂肪などが減少し、血管へのストレスが減少することも見逃せません。 ...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(8)
(続き)・・油の選び方と使い方にも工夫が求められます。一般的な植物油脂はリノール酸が主体で、これが過剰になるとアラキドン酸の産生を通して動脈硬化や炎症、アレルギーの引き金になります。逆にこれを抑制する油脂としては、上述の魚類に多いEPAやDHAの他に、αリノレン酸を豊富に含むシソ油(エゴマ油)やアマニ油が挙げられます。これは常温で用いるという条件付きですが、動脈硬化を抑制する優れた油脂です。 ...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(7)
(続き)・・それでは少しでも血管を健康に保ち、動脈硬化に起因する病気から身を守るために、我々はどのような工夫をすべきでしょうか。そのために最も重要なことの一つは、とにかく新鮮な野菜と果物をたっぷりと食べることです。野菜や果物にはビタミンCを始めとする各種ビタミンやカルシウム、亜鉛などのミネラル、食物繊維、そしてポリフェノールなどのファイトケミカルが豊富に含まれています。 ファイトケミカルに...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(6)
(続き)・・米国とは対照的に、日本ではガンや心臓病の死亡率は未だに上昇を続けています。その原因としては、野菜や果物の消費量が明らかに減少していることと、和食が若年層を中心に敬遠され、食事の欧米化が進んでいることなどが挙げられます。即ちかつての日本人の健康を支えた地場の野菜や果物、豆腐や納豆、海藻類、魚類などの摂取量が減少し、ハンバーガーや食パン、菓子類、各種の加工食品の消費量が増加しています。 ...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(5)
(続き)・・脳梗塞や心筋梗塞など血管性の疾患が増加していることは、その背景となっている動脈硬化が進行しやすい状況になっていることを示唆します。現代の日本に於いて、なぜ動脈硬化が進行しやすくなっているのでしょうか。それを考える上で一つの事例を提供しているのが沖縄県です。沖縄県はかつて世界的な長寿地域で、国内外から研究者などが視察に訪れていたものでしたが、戦後まもなくこの長寿の伝統に変化が生じました。...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(4)
(続き)・・それでは動脈硬化を起こした血管では、具体的にどのような変化が発生しているのでしょうか。超音波などの画像でみると動脈壁全体が厚くなっており、血管内腔が狭くなっています。また目に見える訳ではありませんが、血管壁が硬くなっており、血管内腔の血液の流れが全体として悪くなっている、という変化がみられます。一言でいうと、血管壁が硬く厚くなり、血流が滞っている状態です。 動脈硬化を起こすとな...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(3)
(続き)・・心臓が力強く拍動する度に多量の血液が全身に向けて送り出されますが、その通路が他ならぬ動脈です。心臓が血液を拍出する力はたいへん強力で、水銀の柱を10cm以上も押し上げるパワーをもっています。我々が測定する血圧は、まさにこのパワーを測っていることになります。従って動脈はその強いパワーでも破れてしまわないように、静脈や毛細血管に比べてたいへん分厚く出来ています。 動脈の壁は内膜、中...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(2)
(続き)・・まず心疾患に関しては、狭心症と心筋梗塞が代表的な疾患として挙げられます。狭心症は心臓に血液を供給する冠動脈が狭窄を起こし、心筋が血流不足に見舞われて強い胸痛に襲われる病気です。軽症のうちは走ったり階段を上ったり等の労作時に限って胸痛が発生しますが、進行すると安静時や睡眠時にも胸痛に襲われ、日常生活や仕事に重大な支障を来たすようになります。 心筋梗塞は冠動脈が完全に閉塞してしまう...(続きを読む)
サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(1)
日本人の2010年の人口動態統計をみると、死因の1位は男女ともにガンで35万2千人、2位が心筋梗塞などの心疾患で18万9千人、3位が脳卒中などの脳血管疾患で12万3千人となっています。2位の心疾患と3位の脳血管疾患を合わせると全体の30%弱となり、1位のガンに迫る割合となります。すなわち日本人の3人に1人は心疾患や脳血管疾患という血管の病気で亡くなっている計算になります。 しかも最近の傾向...(続きを読む)
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