「上司に嫌なことを言われた」「上辺だけの人間関係に疲れた」など、社会人は仕事以外に様々なストレスを抱えています。
このストレスはその場で自分と切り離すことができれば良いのですが、なかなか難しく、悶々と考えてしまうという人が多いのではないでしょうか?
今回は、ストレスを感じた時に試したい「思考の止め方」をご紹介いたします。
社会人が感じるストレスとは
2017年5月に生命保険会社チューリッヒが、社会人を対象に「どのようなビジネスシーンでストレスを感じるのか」というアンケート調査によると、1位が「上司との人間関係」、2位が「同僚との人間関係」と人間関係について社会人が悩んでいることが分かりました。
【参考】ビジネスパーソンの抱えるストレスを全国一斉調査/チューリッヒ生命
人手不足、人材が定着しない企業が多くあるなか、働き方改革が進み、仕事の内容や量の多さがストレスだと感じる方も多いでしょう。
加えて、上司や部下との人間関係の悩みも加わり複雑な時代であると感じます。
質の高い仕事を効率良く行うためには、一緒に仕事を行う同僚や上司との人間関係はある程度良い関係でなければなりません。
解決策を考えたら、相手にどう伝え、交渉するかを考える前にまずは、イライラや悶々とした思考と感情を落ち着かせましょう。
悶々とした気持ちをやり過ごす方法
人はストレスを感じたら、その場でストレスと自分を切り離すことは難しく、悶々と繰り返し考えてしまいます。
嫌なことに自分が捕らわれない方法の一つは「思考を止めること」です。
思考を止めることで悶々と考えてしまっていたことが自然と消えるため、自分に余裕を持つことができます。
では、思考を止めるためにはどうすれば良いのでしょうか?
単純作業を行う
自分が感じたストレスに捕らわれている時は、自分が思っている以上にイライラしたり、不安を感じている状態に陥っています。
人は、精神的に不安定な状態になっていると注意力が散漫になるため、普段はしないようなミスをしやすくなります。
仕事中にストレスを感じ、そのストレスと自分を上手く切り離せない時、イライラ悶々としたら、単純作業をするようにしましょう。
仕事中でしたら、コピーやファイリング、名刺整理、デスクの清掃など、考えなくてもできる仕事がおすすめです。
たとえ優先度が高い仕事をしていても、10分でいいから、単純作業に取り組んでみて下さい。
イライラや悶々としたまま仕事を続け、かえってミスや手戻りになるより、いったん10分でいいから思考を止め気持ちを落ち着かせた方がその後効率的に仕事がはかどります。
プライベートの場合は、掃除や庭の草むしり、料理・写経・手芸などが良いでしょう。
気をつけて欲しいのは、ネガティブな感情を否定したり無理に切り替えようとしないこと。
今の感情をありのまま受け入れた状態で、単純作業に集中して取り組むことです。
目の前の作業に集中することで、思考を止め、イライラや悶々とした気分をストップさせることに効果的です。
そうすることで視野も思考も徐々に切り替わります。
また、「キレイに掃除できスッキリした」「美味しい料理ができて嬉しい」といった結果を伴うため、達成感や幸福感があります。
人は毎日様々なストレスにさらされ、悶々と考えてしまいます。
大切なことは「イライラや悶々としたら、これをして思考を止めよう!」と決めておくことです。
すぐに取り組めるようにし、習慣化していくことが大切です。
悶々とした!
頭から嫌な事が離れない
そんな時には「単純作業」を取り入れてみて下さいね!
次回のブログでもイライラや悶々する時の対処法をいくつかご紹介していきます!