森本 直人
モリモト ナオト41歳、4000万の住宅ローンは厳しい?
マネー 住宅資金・住宅ローン 2017/11/18 18:58夫41歳、年収780万 一部上場企業管理職、勤続18年。
妻32歳、年収220万 契約社員(短時間勤務) 勤続半年。
子供7歳、5歳 男児。今後予定なし。
物件は、都内で都心まで電車で20分程度の私鉄急行停車駅から徒歩6分の建売戸建て。
頭金なし諸経費のみの支払いです。
夫定年後、10年間は妻がローン返済予定です。(妻は国家資格持ち)
夫の退職金は2000万ほどだと思います。
貯蓄は、学資保険600万(払込済み)
預金300万。
資金計画的に厳しいでしょうか?メガバンクとネットバンクの仮審査は通過しています。
忌憚のないご意見を頂けますと幸いです。
もみちゃんさん ( 東京都 / 女性 / 32歳 )
住宅購入時の資金計画について
もみちゃん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご相談の件、世帯年収が1000万あるので、4000万の住宅ローンでも無謀な感じはしません。
ただ、個別の資金計画は当然、個別の事情により異なりますので、一度、キャッシュフロー表(CF表)を作成してみた方がよいと思います。
CF表とは、「人生の資金繰り表」のことです。
例えば、お子さんの学校、塾・習い事、自家用車を持つか、趣味・旅行計画、帰省・親仕送り、働き方・退職時期等々は、各ご家庭で異なります。
それらすべてを考慮し、具体的な数値のシミュレーションを実施した方が良いです。
ちなみに、CF表は、FP事務所で住宅購入相談をすると、通常は作成してもらえます。
一度でもFP資格の勉強をしたことのある人であれば、ファイナンシャル・プランニングの際に、CF表を作ることは常識として知られています。
そのCF表をもとに、住宅ローンの適正額、金利選択や繰上げ返済の計画、さらには、保障設計や資産運用設計までの総合的なアドバイスも受けられます。
もちろん、CF表は、Excelなどを使いご自身で勉強しながら作ることもできます。
ご自身で作れれば相談料の節約にもなります。
(ただし、個人的にはプロに作ってもらった方がよいという意見です)
いずれにしても、資金計画的に厳しいかどうかは、個別の資金計画で判断した方がよいのは間違いありません。
その際、例えば、住宅ローンは年収の○倍までなら大丈夫のような漠然とした計算ではなく、詳細なCF表にもとづいた方がより安心なプランが作れるということです。
また、CF表は、その後も例えば、毎年1回など定期的に見直すことで「家計の健全性」の管理にも役立ちます。