森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「FP実務の経験をふまえてお答えします。」 - 専門家プロファイル

森本 直人
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( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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老後が心配です・・・。

マネー 家計・ライフプラン 2014/07/07 00:44

最近不勉強なので質問させてください。
 私は地方公共団体の管理職を数年前から拝命しており、現在年収は約900万円です。妻は民間企業に勤めており年収約450万円ほどしかありません。
 私も妻も現在52歳であり、私自身は昨年離婚した子どもの養育費に月12万円ほど支払っており、昨年末にやっと終了いたしました。
 10年ほど前にFP2級を向学のために資格を取りましたが、友人のFP1級取得者に老後に向けての資金について最近相談したところ約2億円が必要との結論に至りました。
 持家は3LDKのマンション(3000万円で6年半ほど前に購入)でローン無し。現在私自身の預金は2千万ほど、妻は1千万ほど。60歳定年時には何とか必要最低限の1億は貯まりそうです。私の残された母親は幸いにも特養に入所でき今後大きな支出はありませんが、妻の方は両親健在でありこれから出費が予想されます。そこで質問です。
1 私自身、FX、外貨MMF、金投資を中とした先物取引で1000万円ほど赤字を出したため、今後は日本円と金を中心とした投資にしようと心がけていますが老後、1億円程度の預金で足りるかどうか・・・。ちなみに平成27年10月から公務員の年金も厚生年金に組み込まれ65歳時の毎月の受給額は月に約13万円程度。妻は基金に加入しておりますが月に8万円程度の合計21万円程度。今後も続くであろう消費税アップには全く耐えきれません。マクロ・スライドにより、老後の実質年金額は更に減少するものと思われます。そこで質問なのですが、年金受給開始年齢が現在65歳⇒70歳⇒75歳となりそうですが、実際にどの年齢で受給を開始すべきか悩んでおります。
2 私自身、退職金が約500万円カットということとなったため、当初は60歳でリタイアする予定が大幅に狂い、何とか65歳まで再任用、それ以降はアルバイトで貯蓄を取り崩しながら生計を維持、妻はメニエール病で実際のところ何歳まで稼働可能かは現段階では不可能であるため2人で現在「爪に火を灯す」生活を細々と続けております。
 医療費、介護費負担増大、インフレながら給料はデフレ・・・。私自身は、現在、生活保護関係の仕事をしておりますが何とも羨ましい生活ですね・・・。何か参考となりますご意見をいただければ幸いと思います。

草薙 素男さん ( 北海道 / 男性 / 52歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

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FP実務の経験をふまえてお答えします。

2014/07/07 18:07

草薙 素男 様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(CFP)の森本直人と申します。

老後資金に約2億円が必要とのこと、拝見しました。

作成したキャッシュフロー表(CF表)を確認しないとわかりませんが、インフレ、増税、年金目減りを考慮した結果でしょうか。

確かに、今後、激しくインフレになれば、マクロ・スライドにより、老後の実質年金額は減少しますし、物価上昇により家計は圧迫されますので、正しい読みと思います。

逆に、デフレのままであれば、1億円でも一般的には足りると思いますが、いかがでしょうか。

1 資金管理については、仮に1億円でも足りるように、インフレに対処することがポイントになると思います。

金の保有も、確かにインフレ対応になりますが、国内外の株式、不動産など、バランスよく配分した方が、より安全と考えられます。

老後の資産運用は、基本通り、投資信託を使った長期分散投資が無難です。

リーマンショックなど、いろいろありましたが、FPのアドバイスにしたがって、基本通りに継続した方は、現段階で、具体的な成果を挙げている方がほとんどです。
(年平均5%超の資産運用を実現できている方も)

FX、先物取引は、メインの資産運用にはおすすめしませんが、リスクヘッジの目的に限定して使用するのであれば、個人的には否定的ではありません。

日経225の先物・オプション取引なども、候補です。

レバレッジ(てこの原理)を使って、金融危機時にも、資産を守れます。

ただし、こういった取引は、感情のコントロールが非常に難しいので、ご注意ください。

それから、年金受給については、資金的に余裕があれば、繰下げの方が長生きのリスクに備えられます。

繰上げは、目減りした年金が、ずっと続きますので、長生きをした時にやや心配です。

2 FPのお勉強をされているのであれば、まずは、CF表の作り込みをおすすめします。

働き方など、大きな変化がありそうな時は、その都度、CF表に入力し、具体的な数字で考えます。

実際、私も相談実務では、打合せの都度、その方のCF表に立ち返ることを心掛けています。

ご参考にしてください。

補足

訂正:
老後の(←今後の)資産運用は、基本通り、投資信託を使った長期分散投資が無難です。

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