森本 直人
モリモト ナオト教育費積立
マネー 教育資金・教育ローン 2012/01/24 01:05お世話になります。
以下の点について、御高察頂けましたら幸いです。
尚、可能でしたら先生方の、同じ状況下でご自分でしたらどうなさるか、も加えてお教え願えると嬉しいです。
主人(34歳)自営にて年収1000万
妻(26歳)専業主婦
子供(2歳)と(0歳)
貯蓄2500万(内訳:ネット定期1000万+普通預金1500万)
年/約250万超の貯金ペース
夫:仕事柄、定年は無し。
妻:約10年後、実家業を継ぎ。定年無し。
現在は賃貸マンションです
質問
夫婦共々、資産(投資)運用も全く分からず、なるべくリスクが無い中での運用(?)を考えています。
まずは子供二人の教育資金として、今考えております例ですが、
学資保険一括払い(420万×2)年利/1・2%くらい
または
変額保険
または、(まだ勉強不足ですが)個人向け国債
またはこのままネット定期(年利/0・5%くらい)
どの様な形が良いと思われますでしょうか。
また、もし他にも低リスク元本保証型商品がございましたら、お教え願えましたら幸いです。
まみむめマミーさん ( 東京都 / 女性 / 26歳 )
元本確保だけでなく、購買力の確保も考えて
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まみむめマミー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、もし私が同じ状況下で、資産運用を考えるとしたら、分散投資を考えると思います。
ざっくりといえば、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、不動産、商品(コモディティ)に種類を分散させます。
もちろん、円の元本確保型商品も組み入れますが、それのみだと、円安に向かうリスクやインフレ(物価上昇)のリスクに対処できません。
仮に円安やインフレになると、元本確保をしても、通貨の購買力が確保されません。
ところで、今後、円安やインフレは、ありえるのか
ということですが、個人的には、この先10年で考えれば、そうなる可能性は高いとみています。
というのも、今、日本政府は、約1000兆円の借金を抱え、税収が年40兆円程度しかない状況です。
家計に例えるなら、年収400万円台の人が、1億円の借金を抱え、利息を払っていかなければならない状況に近いわけです。
今は、10年借りて、年利1%前後のような超低金利で借りられているので、何とか持ちこたえられていますが、返済能力に疑問を持たれ、仮に金利を2~3%に上げられてしまえば、持続できなくなるのは、上の数字を見ても明らかです。
もちろん、日本の景気が良くなり、税収が増え、返済を継続できるというシナリオもありえます。
ですが、最近は、円高、デフレなどで、景気の低迷が続いており、しばらくこの状態が続きそうです。
個人的には、余程劇的な増税、年金カットなどを実施しない限り、ある段階で、日本国債の金利が急上昇することは、避けられないのではないかとみています。
ちなみに、金利が上昇すると、既存の低金利の日本国債の価格は、下がります。
その意味で、国債の金利上昇を、国債の暴落と表現する人もいます。
昨年は、世界第8位の経済大国イタリアにまで、国債暴落(金利上昇)の火の手があがっています。
日本にどんな現象が起こるかを予測するためにも、欧州債務危機の状況は、よく見ておいた方がよいと思います。
なお、分散投資については、単にそれぞれの商品を買えばよい、というほど、単純な話ではなく、投資タイミングの話など、いろいろありますので、もし必要と思われる場合は、この分野に強い専門家にご相談ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
まみむめマミー さん
2012/01/24 21:56
とても解りやすくありがとうございました。
おっしゃる分散投資を勉強してみようと、思います。あと先生の様な専門の先生方というのは、先ず一番最初はどのようにして勉強されたのでしょうか。
私にも出来る最良方法をお教え頂けたら幸いです。また重ねて先生のお薦め方法に外貨預金が無かったのですが、お差し支えございませんでしたら理由を、お教え頂けたら幸いです。質問ばかりになってしまい申し訳ございません。
森本 直人
2012/01/25 14:36
まみむめマミー様、再質問拝見しました。
分散投資を勉強されるのですね。
上に書いた通り、日本は、これから大変な時代に入りそうですが、個人レベルでは、いくらでも明るい未来を描けますので、ぜひ、頑張ってください。
専門家は、どのように勉強しているか。
については、初めはもちろん、すべての人が初心者です。
私の場合は、まず、書籍やセミナーから勉強を始め、実際に家のお金を使って投資をし、あとは、ご相談者の皆さんと一緒に、調べたり、考えたりしながら、ひたすらケーススタディの経験を増やしてきました。
これが5年以上になります。
ちなみに専門家は、ひたすらそればかりやっているので、専門家といえます。
余程の怠け者でない限り、一般の方よりも詳しくなります。
専門家と相談しながら運用すると、お金以前に大幅な時間の節約につながりますので、ぜひ一度ご検討ください。
もちろん私でよければ、いつでも承ります。
外貨預金については、預金保険制度の対象外なので、私は、積極的には、おすすめしません。
今の時代は、為替のみの取引もできたりしますので、外貨投資の選択肢は広いです。