森本 直人
モリモト ナオトグローバルソブリンの今後について
マネー 投資相談 2011/11/20 21:128年ほど前に、グロソブを1400万購入しました。その時の基準価格は、8000円程ありましたが。現在は、4000円程になりました。毎月分配型で
年金の足しにと購入したのですが成果ガあがりません。グロソブは。ユーロが。かなり、影響されると聞いております、最近のヨーロッパ経済事情を見ると不安です。現在分配金が560万と元金が820万でこのまま持ちつづけるとまだまだ
基準価格が下がりそうです。この際、他の投資、たとえばブラジルボンドオープン
に切り替えようとか検討してます。オリンピックまでは維持するのではと希望的
観測してます。できれば年金の足しに、なにかよい方法はないででしようか?先生
方のアドバイスをお願いします。
ししまいさん ( 徳島県 / 男性 / 64歳 )
運用プランの組み立て方
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ししまい様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、まず第一に、ブラジルレアルは、為替リスクが高いですから、もしこれ以上、減っては困るという状況でしたら、ブラジルボンドオープンへの乗り換えは、慎重に考えた方がよいと思います。
オリンピックまでは維持するのではとの希望的観測もありますが、多くの人が思う希望的観測は、投資の世界では、裏切られてしまうことも多いです。
短期的な予想をしても、ズバリ的中させることはなかなか難しいですし、予想に基づいて、バタバタと取引するのは、結局、賭け事の話なのだと私は思います。
では、賭け事ではない資産運用は、あるのか、ということですが、“長期の視点”がひとつのポイントになります。
ある程度の運用期間が取れれば、賭け事の要素は、ずいぶん軽減されます。
運用期間の取り方は資産(投資信託等)の種類ごとに、リスク(振れ幅)とリターンの傾向を把握した上で、決定するとよいのですが、このあたりは、ぜひアドバイザーのサポートを受けていただきたく思います。
あとは、何が割安で、何が割高か、の見極めも無意味ではありません。
この点もアドバイザーのサポートを受けていただきたい部分です。
あまりにも高いところで買ってしまうと、暴落したあとになかなか回復しないのも現実ですし、高くなったところで、ある程度の利益確定をしなければ、また暴落に巻き込まれることにもなりかねません。
ちなみに、毎月受取型の投資信託は、安いところでも取り崩してしまうため、上記のような長期投資の考え方には適していません。
もし長期投資の考え方に移行される場合は、一度、ゼロベースから運用プランを練り直すのもひとつの考え方かと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。