森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「メリットがあるかないかは、人それぞれです」 - 専門家プロファイル

森本 直人
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い

森本 直人

モリモト ナオト
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
森本FP事務所 代表
Q&A回答への評価:
4.4/547件
サービス:0件
Q&A:1,247件
コラム:168件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
050-3786-4308
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

確定拠出年金のメリットは?

マネー 年金・社会保険 2011/02/02 22:15

主人が確定拠出年金、企業型に加入しておりました。2年前に転職して、現在の会社には退職金制度がありません。そのため個人型に移管しましたが、その後新たに掛け金は拠出しておりませんでした。

最近まで半ば放置状態でしたが、よく調べてみると毎年口座管理料の名目で数千円差し引かれていることに気付きました。このまま60歳までにかなりの額が目減りしてしまいます。そこで毎月の掛け金を再開して運用することを検討しております。

いろいろ調べましたが、本制度のメリットがいまいち理解できません。
例えば毎年手数料を取られるならば、普通に定期預金で積み立てたり、投資信託するば良いのでは?と思ってしまいます。(それを60歳まで使わなければ同じでは?)
税制優遇措置があるということですが、そんなに大きなメリットなのでしょうか?

せっかく口座がありますので有効に活かしたいと思っております。
アドバイスよろしくお願いいたします。

allyさん ( 千葉県 / 女性 / 29歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

- good

メリットがあるかないかは、人それぞれです

2011/02/03 16:27
( 3 .0)

ally様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。

ご質問の件、確定拠出年金(個人型)は、確かに税制優遇措置があり、掛け金の全額が所得控除できます。

ちなみに、所得税は、超過累進税率といって、所得の金額に応じて、段階的に税率が上がっていきます。

仮に、その方の高率負担部分が、20%の税率とすれば、ざっくりとした計算で、掛け金の2割が、所得税からその年にキャッシュバックされるイメージになります。
(他に、翌年の住民税の節税効果もあります)

なので、ご主人の所得が高ければ、よりメリットが大きくなるといえます。

あとは、元々投資信託で長期運用を考えていた方にもメリットがあるといえます。

一方、そもそも値動きのある金融商品で運用する意思がないという方には、それほどメリットは大きくないかもしれません。

また、確定拠出年金は、あくまで年金制度なので、60歳以降にしか資金を使えません。

教育資金や住宅資金の積立(or住宅ローンの繰上げ返済資金)は、別途考える必要がありそうです。

それと、原則、給与からの天引きなので、勤め先の会社で実績がなければ、総務の方と相談しなければなりません。

その他にも、メリット、デメリット、色々ありますが、結局のところ、その方にフィットしているかどうかが重要です。

このため、ファイナンシャル・プランナーは、その方の収入や資産の状況、将来の夢・目標、リスク許容度、その他のご希望などなどを伺った上で、お一人お一人にあった、プランを提案しています。

希望するライフプランを実現しながら、百万円~のお金の流れの改善につながる可能性も十分にありますので、一度信頼のとれるファイナンシャル・プランナーにご相談されてみてはいかがでしょうか。

以上、ご参考になれば幸いです。

評価・お礼

ally さん

2011/02/04 21:46

回答ありがとうございます。

企業型の時代の掛け金がこのままでは手数料が毎年引かれ、目減りする一方です。そのため少なくても手数料と同額の所得控除が得られる金額は掛け金をしようと思っております。それを超える分には関しては頂いたアドバイスを参考に検討したいと思います。

森本 直人

2011/02/05 10:18

ally様、評価・コメントありがとうございます。
毎年の手数料と同額の所得控除が得られる金額の掛け金にされるのですね。
ご期待に沿った回答ではなかったかもしれませんが、ひとつの考え方としてご参考になれば幸いです。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム