森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「ご相談の2点について」 - 専門家プロファイル

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( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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子どもの教育資金と繰り上げ返済額について

マネー 教育資金・教育ローン 2010/10/06 11:28

今月第一子出産予定の専業主婦です。
カテゴリをまたいでしまい長文になりますが、2つのご相談があります。

夫は会社員。持ち家で住宅ローン返済中(30年固定・ボーナス払い無し)です。
現在の家計は、
給料から住宅ローン返済分・夫婦の保険料・その他を引いた
手取り収入で生活費を賄い、ほぼ月々の貯蓄は0。

ボーナス(年150万円)から年払いの税金を引いた130万円程が
年間貯蓄としてできている状態です。
(固定資産税と自動車税ですがどちらも昨年購入なので、
現在は税金の補助がありますが、数年後には少し増額すると思われます)
現時点で570万円程貯金があります。

なるべく早く繰り上げ返済をして、
住宅ローンを完済したいと考えておりますが、出産を控えているので、
万が一の為に、母子ともに健康状態に異常がないと分かり、
落ち着いてから今後の子どもの教育資金の貯蓄も考えた上でと考えています。

そこで今回のご相談をさせていただきました。

1.
学資保険に加入するのであればアフラックがいいのではと考えていますが、
・当分の間は私のお小遣い分を子ども費(オムツ代など)にまわすので
 現在の家計支出に変化なし。
・中学生まで入院・通院費は無料。
・子ども手当てなどは全額子ども名義の貯金に。
(子ども手当てがあてにならない場合や余裕があれば年間貯蓄から月1万円程貯金)
・夫の死亡保障は現在1500万円。(子どもの成長に合わせて見直し予定)
・団信に入っているので住宅ローン支払いの心配はなし。
との点からどちらのメリット・デメリットも考慮して、
銀行積金などの個人貯蓄の方がいいのではないかと思っております。

我が家の場合、子どもの教育資金は学資保険と個人貯蓄どちらがいいのでしょうか?
学資保険の場合はどこのものがいいのでしょうか?
子どもは2~4年以内にもう一人、
子育てが落ち着き次第私もパートで働こうと考えています。


2.
上記を踏まえて、現在の貯金570万円の内いくら位を、
繰り上げ返済にまわしてもいいのでしょうか?
今後特に車などの大きな買い物の予定はありません。

以上2件に関してよろしくお願い致します。

ちゅんこさん ( 愛知県 / 女性 / 28歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

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ご相談の2点について

2010/10/06 14:41
( 3 .0)

ちゅんこ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。

ご相談の件、まず教育資金の貯蓄を学資保険にするか、銀行預金にするかですが、将来的に(例えば10年後くらいに)金利が上昇するかもという想像力を働かせた方がよいでしょう。

昨日は、日本銀行が「包括緩和」という金融緩和策を打ち出しましたが、これは、要するにデフレ脱却のために新しいお薬を使いましょう、というような話です。

この薬が適度に効果を発揮すれば、上手くデフレを脱却できるかもしれませんが、なかなか効き目が現れなかった場合は、薬の量を増やしていくことになるかもしれません。

この薬は使い過ぎると、副作用がありますので、その副作用で、ある日突然、通貨の価値が下落に向かう可能性もあります。

もしこうなると、物価が急上昇し、おそらく長期金利も上昇しますので、貯蓄性のある学資保険など、長期固定金利の金融商品の実質的な価値は、下がってしまいます。

したがって、仮にこのシナリオに至った場合、貯蓄性のある学資保険に加入し、かつ30年固定金利の住宅ローンの繰上げ返済をした人は、大きく後悔することになります。

ただし、もちろん経済環境が10年後も20年後も今と同じと仮定するなら、計算上は、銀行預金に残しておくより、学資保険加入、繰上げ返済の方が有利になるでしょう。

絶対的な答えはありませんが、個人的には、どんな局面が来ても、柔軟に対処できるようにしておいた方がよいと思っています。

なおもし保険での貯蓄にこだわるなら積立利率変動型の保険を検討してみてはいかがでしょう。低解約返戻金特則付きのものもあります。

いろいろな組み合わせをトータル的に考えてみてください。

以上、ご参考にしていただけると幸いです。

評価・お礼

ちゅんこ さん

2010/10/10 21:06

ご回答ありがとうございます。
今後の経済環境に対応しながらなるべく良い選択ができるように検討します。

森本 直人

2010/10/11 12:34

ちゅんこ様、評価・コメントありがとうございます。
教育資金の準備等については、納得できるプランが見つかるとよいですね。
今回の回答は、ひとつの参考意見と捉えていただければ幸いです。

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