森本 直人
モリモト ナオト投資に関する質問
マネー お金と資産の運用 2010/10/05 16:38こんにちは。初めて質問させて頂きます。
投資は以前、独学で株式投資を少し行ったことがある程度で、ほぼ初心者です。
先日、特定の金融機関から独立した立場で、顧客に投資に関するアドバイスを行うIFAという資格があることを初めて知りました。
金融機関が主催する投資セミナー等には、私はまだ参加したことがありません(知識のないまま参加して、その機関が薦める商品を買うことに抵抗があったため。)。
そこでお伺いしたいのですが、1)FPやIFAといった専門家を介して投資を行う、2)自分自身で直接金融機関に出向いて、相談の上、投資を買う、ということについて、それぞれのメリット・デメリットを教えて頂けないでしょうか。
アドバイス頂けると幸いです。よろしくお願いします。
crispy nutsさん ( 千葉県 / 女性 / 31歳 )
どこで誰と相談するかについて
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crispy nuts様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、IFAというのは、Independent Financial Advisorの略で、仰る通り、特定の金融機関から独立した立場の投資アドバイザーのことを言います。
ただ、最近は、証券会社の主導で、いつの間にか、IFA=金融商品仲介業者ということにされており、この定義付けが、日本では、ほぼ既成事実化しています。
一時期は、独立系ファイナンシャルプランナー(FP)と同じ意味で使おうという動きもあったのですが。
結局、独立系FPは、自営業の人たちなので、宣伝力で資金力のある金融機関にかなわないのだと思います。
でも本当に親身になって、相談者の側に立って、アドバイスが出来るのは、独立系FP(IFA)です。
仮に金融機関から固定給を貰って雇われていれば、その金融機関に最大限に手数料を誘導しなければ、背任行為となってしまいます。
一方、独立系FPは、原則として相談者の皆さんから相談料を貰いますので、あらゆる選択肢の中から、その方にとって最適な候補をアドバイスすることができます。
実際、私自身も、もし自分が同じ立場だったらどうするか、という視点を常に持って、アドバイスをするよう心掛けています。
ただ、独立系FPは、現状では、相談料のみでは、職業として成り立たないことが多く、金融商品の仲介による手数料収入を組み合わせていることが多いです。
もちろん、きちんとしたFPであれば、事前にどの程度の手数料を受取るかについての説明はなされるはずです。
このあたりは、誤解や偏見の多いところですが、現実的に証券実務に携わっていない人が、投資アドバイスをできるのか、という問題もあり、現状はそうなっています。
したがって、お書きいただいた1)か2)かは、個人に相談するか、組織に相談するか、という違いになると思います。
もし、IFAに相談してみようと思われる場合は、ネット検索の際に、独立系、ファイナンシャルプランナー、FP事務所、などのキーワードも使ってみてください。
ネット上にその人が書いた文章を読めば、大体どんな人か分かると思います。
以上ですが、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
crispy nuts さん
2010/10/15 23:05
森本様
早速アドバイスを頂き、ありがとうございました。お返事が遅くなりました点、申し訳ありません。
個人に相談するか、組織に相談するかの違いというご指摘には、納得できました。FAの方に相談の上で投資を行う場合には、やはり、信頼のおける方を探せるかどうかが大切なポイントになるのでしょうね。
アドバイスを頂き、ありがとうございました。