空き家になった実家の扱いについて(賃貸か売却か)
住宅・不動産 住宅賃貸 2013/09/30 21:45父の死去に伴い、空家になっている一軒家の扱いについて以下の通りご相談申し上げます。
■基本情報
1.築35年・RC鉄筋コンクリート構造。デザイン性がある一軒家。
2.広さ:土地:220平米 建物:120平米。駐車スペース3台分あり。
3.ロケーション:都心までバス+電車で40分以内のニュータウンに位置(山の上)
4.現在私は離れた場所で社宅住まいをしております(家賃:約5万円/月)。定年まで戻る予定なしで社宅依存予定。
5.業者の見積もり
1)売却の場合:2000~2200万円(売出しは2600万円)
デザイン性が高いため築35年でも建物に500万円の査定額あり。
2)賃貸の場合:8~9万円/月
必要費用:リフォーム代(貸出し時:300万円)+退去時のハウスクリーニング代。
⇒賃貸の不安点:入居率,家賃の下落
◆相談事項
1)売却し、15年間資産運用して、老後に駅チカのマンションを2000~2500万円くらいで購入する(供給過剰が予想されるのでもっと安く買える?)
2)賃貸(15年間)にして老後は自分達で住む(追加リフォームで700万円必要) *不安点:山の上なので老人にはしんどい?
のいずれかで迷っております。父の残してくれた折角の財産ですが、上述の不安点を考えると売却にかなり傾いております。
とりあえず賃貸にだして様子を見るという手もあるのですが、貸すには上述の通りリフォームで300万必要(売却では不要。買主が自らリノベーションするので。)ということと、年数が経つと建物の値がつかなくなる可能性が高いという問題があります。
それともRC・鉄筋の(リフォームさえすれば)100年以上住める、インフレ効果による土地の上昇など15年間賃貸にするメリットを再考した方がよういのでしょうか?
アドバイスをいただきたくよろしくお願い致します。
shotsuka276さん ( 福井県 / 男性 / 44歳 )
RCマンションの相続
売却をお勧めします。
現在2000万で売却して得られる収入が何年経てば得られるか検討すると答えはクリアかと思います。
もし、賃貸が8万であるならば、年間約100万の家賃収入があります。
そして、リフォームに300万掛かるのであれば、2000万+300万のトータル2,300万を何年で稼げるかですが、その期間最低23年になります。(実際は固定資産税などの費用の支払いがありますのでもっと時間が掛かります。)
現在何の苦労も心配もなく売却して2,000万を得られるのに反して、賃貸に出した場合には同じ収入を得るのに23年もかかります。
23年後の70才近い時に山の上の建物をご自身が利用されるのか、その時築58年のRCの修繕コストがどの程度かかるのか等を考慮すると答えは自明かと…
また、どこの町もコンパクトシティを打ち出しており、中心部に人は集まりますが、人口が減少した将来は若干郊外の山の上の物件の売却も至難の業かと思います。
もちろん愛着があると思いますので売却には躊躇いがあると思いますが、経済的にはクリアかと。