競売に掛かった物件を最終的に買われるという事ですが、一般的な注意点は現所有者もその物件の事を良く分からない可能性があるという点です。


と言うのは、そもそも競売の際には過去のデータや現況報告書的な物は出てきますが実際に建物の中を見ることも出来ないですし、土地を掘って調べる事も出来ません。


ただ、今回は建物を取り壊されたので建物の状態は把握しているでしょうし、場合によって基礎を掘返して土地の状況を把握している可能性もあります。


恐らく、建っていた建物は戸建ての木造かと思いますので可能性は低いと思いますが、鉄骨の建物等の場合地中に杭などが残置されている場合があります。（経験上もありました。）


その土地についてですが、既存建物が戸建てであるならばそこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、所有者に建物取り壊し時の写真があるか等聞いてみたらいかがでしょうか？


奈良県という事で文化財保護法などの適用があるかもしれませんのでそれは注意（若しくは覚悟）されたら良いかと思います。


東京もそうですが、京都、奈良等昔から人が住んでいたエリアでは常に付きまとう問題ではあります。


また、どん突きの土地と言う事ですが、土地の面している通りに関して調べる事も重要です。若しかしたら、その道路は私道だったりその他制限つきの道路の可能性もありますので…