向井 啓和(不動産業)- コラム「リバースモーゲージではなくリースバックというもう一つの選択肢について」 - 専門家プロファイル

向井 啓和
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ

向井 啓和

ムカイ ヒロカズ
( 東京都 / 不動産業 )
みなとアセットマネジメント株式会社 
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リバースモーゲージではなくリースバックというもう一つの選択肢について

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住宅ローン&投資用ローン全般 2020-11-25 10:58

日本人の一般的な資産形成の流れとして、若い独身のうちは賃貸住宅に住んで生活し、結婚や出産を機にマイホームを購入というのが一般的です。


マイホームは自己資金を1割前後投下しますが、ほとんどが住宅ローンを借りての購入になります。






住宅ローンを35年等の期間で借りて長期間に亘って返済をして、介護が必要になるかならないかの年齢になってようやく住宅ローンの返済が終わっているというのがほとんどかと思います。


30才で住宅を買って住宅ローンを完済するのは65才という事になります。(現状は結婚出産年齢の上昇に伴い住宅購入年齢も住宅ローンの完済年齢も上がっています。)


日本人の資産でよく言われるのが現預金が多いという指摘ですが、もう一つ多い資産が自宅不動産になります。35年に亘ってコツコツと返済してきたのは良いのですが、中には現預金も老後を賄うに十分では無いという方も見受けます。


本来であれば自宅以外の不動産投資や株式投資等で資産を増やすべき期間も自宅不動産にコツコツと貯金している様なイメージを持っていただければと思います。






アメリカなどの海外では、リバースモーゲージが普及しています。自宅不動産を担保に借入を起こして自由に資産運用やレジャー等に使われているケースも多いですが、日本の場合にはその様な状況になっておりません。(下記の写真は築110年近く経つアメリカの家)






その一つの原因が日本にはびこる新築神話、土地神話です。土地に価値を見出すが長い間建っていた中古住宅には価値を見出せないのが日本の不動産市場の問題点です。


日本でもリバースモーゲージという制度がありますが、これがほとんど機能していないのが現状です。(機能していない理由は日本の土地神話・新築神話が原因の一つですがここではその説明は省略します。)


その為、相続税などの評価ばかりは高い自宅不動産はあるけれどお金が無いという切実な悩みをお持ちの高齢の方も増えています。


そこで一つの選択肢となるが、自宅不動産のリースバックという方法になります。リースバックとは自宅不動産を不動産会社等に売却し、その買い主と賃貸借契約を結ぶという物になります。


「マイホームに住みながらにして売却する」と良く表現されるのは引き続き賃貸契約で住み続ける事が出来るからです。


私は、このリースバック市場の健全な発展の為に、リースバック不動産の仲介事業を始めました。詳細は『マイホームだけは守らナイト』のサイトをご確認ください。


https://myhome-dkw.jp/


動画などで分かり易くご説明しております。

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