小倉 美紀(パーソナルコーチ)- コラム「違うからいい」 - 専門家プロファイル

小倉 美紀
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オグラ ミキ
( パーソナルコーチ )
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違うからいい

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セルフ・ヘルプ 心のクセ・姿勢 (Attitude) 2008-07-30 15:00
意見が違ったり、価値観が違ったりして
対立する人はいるものですね。

日本では、意見が違う=嫌われているとか、
私とは違うから、一緒にいたくない、という
ような方程式が通っているような気がします。

あなたは、自分と意見や考え方で対立している人を
どう思いますか?

違っていると、一緒にやっていけない?
それとも、違うからお互いに補える?
考え方はいろいろできます。

そういえば、先日もジムの更衣室・サウナで
私に向かって突然怒り出した人がいて、
「それはどういうことでしょうか」と聞いてみたら、
もっと怒ってしまった人がいました。

彼女にとっては、私の態度が気に入らなかったらしく
「突然」ではないのでしょうが、私から見ると
なぜ知らない人に向かってそれほど怒らなければ
いけないのか全く理解できず。

彼女の言っていることを理解しようと、掘り下げて
聞こうとしたら、今度は、「話しかけるな!あんたみたいに
常識もなくて価値観も違う人間とは話したくない!」

と、一方的に怒鳴るばかりで、冷静に話し合いも
できないのです。常識にもいろいろあるものです。
向こうもびっくりでしょうが、私もびっくり。

相手を理解しようと思っても、相手は「違うから
話しかけるな」ですから(笑)。

私は「はあ、」と笑っていられるけど、彼女は大変な剣幕で、
彼女のほうがきっと大変だったことでしょう。

それでも知らない人にわけもわからず突然、「あんた」
「常識知らず」呼ばわりされて、怒鳴られるのは、
気分が悪いものでした。

ドイツでも知らない人に怒鳴られることは何度かあって、
ドイツ人だからだと思っていましたが、やはりこういうことは、
どこにでもあるのですね。

別に違う常識を持っている人がいたっていいし、
価値観の違う人、なんて言ったら、極端な話
全く同じ価値観の人なんていないのが現実です。

価値観が違うから一緒にやっていけない、というのは
単なる言い訳にすぎません。

また、意見が違うと、嫌われていると思うのも
日本人の特性かもしれません。

これは、和を尊び、対立や直接立ち向かうことをできるだけ
避ける文化が背景にあるからかも、と感じます。

私が見たアメリカやドイツでは、意見が違って
喧々囂々の言い合いをしても、その話し合いが
終われば、ケロリとお互いに笑いあっている人たちが
よくいました。

日本人には、とくに、女性にとっては、これが
なかなかできないみたい。

だから、対立するくらいなら我慢してしまう人も
多いものです。我慢することは、ある一定の線を
超えると、爆発しそうになります。

爆発するならまだいいけれど、内側にどんどんたまって
ストレスとなり、自分にマイナスの影響を与えてしまっては
本当に損ですね。

むしろ、意見が違う、価値観が違うから、世の中は
成り立っている、と考えたら、スッキリします。


違っているからいいのです。でなければ世の中は、
単一的で、バラエティの全くないところになってしまいます。

そして、違うことをパーソナルに自分と対立している、
嫌われている、と受け取らなくもいいのです。

また、違っているから一緒にやっていけない、とすぐ
あきらめないことも大事。

違うところをつつきだしたら始まらないけれど、
似ているところをもっと思い出してみましょう。

すべてが違っているわけではないはず。
似ているところ、同じところだって必ずあります。

たとえば、自分が正しいとか、理解してもらいたいと
思っているところは同じだったりします。

いずれにしても、自分と違う人がいることは、
否定することでも拒否されることでなくて、本当に
ただ違うだけだ、だからいいんだ、と
思ってみたら、気分も楽です。

このコラムは、こちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51412578.html

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