倉田 友宏(歯科医師)- コラム「口腔がん検診」 - 専門家プロファイル

倉田 友宏
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート

倉田 友宏

クラタ トモヒロ
( 長野県 / 歯科医師 )
倉田歯科医院 院長
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口腔がん検診

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その他 2012-10-29 15:14

昨日の日曜日、私の所属する「松戸歯科医師会」主催で口腔がん検診が行われました。

松戸市民であれば誰でも無料で受けることができるため、毎年たくさんの方がいらっしゃいます。

毎年かならず受けに来る!という方も多いですよ。

 

『口腔がん』って言葉、あまり聞きなれない言葉だと思います。

実は胃や肺、腸などと同じように、お口の中でも

「歯」以外の全ての部位にがんができます。

舌や頬、歯ぐき、くちびるなどですね。

これらの『お口の中にできるがん』『口腔がん』と呼ばれています。

 

口腔がんは、胃がんや肺がんなどに比べると発症頻度は低いものの、

口内炎などの他の粘膜疾患と区別がつきにくい事もあり、発見が遅れることがあります。

数週間口内炎が治らないので歯医者に行ったところがんだった!なんてこともまれにあります。

進行してしまった場合は、舌やアゴの骨、首の周りの組織などを手術で大きく取らなくてはなりません。

内臓とは違い、舌や顎といった目立つところですので、見た目や日常生活に非常に大きな支障が出てしまいます。

もちろん他の部位に転移し、死に至ることもあります。

そのような患者さんを1人でも出さないために、松戸歯科医師会の先生方や日本大学松戸歯学部の口腔外科、顎顔面外科の

先生が協力して毎年検診を行なっています。

朝早くから数百人もの市民の方が検診にいらっしゃいましたよ。

最後に「口腔がん」についての豆知識

歯ぐきやほっぺた、舌や唇にできるがんは、最初は「口内炎」みたいなできものとよく似ていることがあります。

通常の口内炎と違い、2週間以上経っても治らない場合はよくないできものの可能性があります。

「半年間口内炎が治らない」って患者さんが実はがんだったってこともまれにあります。

また、歯が削れて尖っている、詰め物が外れたままになっているという場合もそれらにより舌やほほが刺激を受け、

がんになってしまうこともありますので、よくほほや舌を噛む方、舌やほほがヒリヒリする方は早めに歯医者さんに行ってくださいね。

がんは一刻も早い発見が大切ですから。

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